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『サイレント・トーキョー』

2021年01月16日 | 映画(さ行)
『サイレント・トーキョー』
監督:波多野貴文
出演:佐藤浩市,石田ゆり子,⻄島秀俊,中村倫也,広瀬アリス,井之脇海,
   勝地涼,毎熊克哉,加弥乃,金井勇太,財前直見,鶴見辰吾他
 
109シネマズ箕面にて、前述の『約束のネバーランド』の次に。
これも義父が亡くなった日にオンライン予約していた1本で、改めて鑑賞。
 
原作は秦建日子の同名ベストセラー小説。
監督は“SP”シリーズの波多野貴文
 
クリスマスイブの東京。テレビ局に爆弾テロの犯行予告の電話が入る。
どうせガセネタだろうと、下っ端社員・高沢(金井勇太)と来栖(井之脇海)が現場へ遣られるが、
ふたりはそこのベンチに座ったままの主婦・アイコ(石田ゆり子)から呼び止められる。
 
アイコによれば、自分は爆弾テロの犯人から指示を受けて巻き込まれただけ。
ベンチの下には爆弾が仕掛けられており、
自分は今から犯人の指示で行動しなければならないから、
高沢に自分の代わりにここに座っていてほしいと。
アイコは来栖には今後しばらく共に行動してほしいと言う。
 
爆弾処理班が現場に到着するが、高沢の後方のゴミ箱が爆発し、一帯は騒然とする。
その後、犯人は首相(鶴見辰吾)との生対談を要求。
首相が応じないならば新たに爆破すると犯行を予告するのだが……。
 
わ、こうしてあらすじを書いてみたら、
名前が最初にクレジットされている佐藤浩市と出番最多の中村倫也も、
刑事役の西島秀俊も書くところがない(笑)。
ある種の群像劇とも言えるから、どうやって書けばいいのか困ります。
 
いったい誰が何の目的でテロを起こしているのか読めず、
これも睡魔に襲われることなく最後まで観ました。
 
唖然とするしかないのは、テロが予告された現場に乗り込む野次馬の数。
その馬鹿さ加減に、申し訳ないけれど自業自得と思ってしまう。
もしも本当にこんなことがあれば、映画みたいな状況になるかも。
 
エンタメ寄りの反戦映画。
娯楽作品であっても、反戦について考えるきっかけになれば。

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