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『キスできる餃子』

2018年06月29日 | 映画(か行)
『キスできる餃子』
監督:秦建日子
出演:足立梨花,田村侑久,佐野ひなこ,中島広稀,古川凛,
   大石吾朗,佐藤美希,勇翔,浅野和之,麻生祐未他

恐怖に立ちすくんでしまうほど揺れた大阪北部地震後、初の映画鑑賞。
気分転換にあまりヘヴィーなのはしんどくて、軽く観られそうなやつ。
なんばパークスシネマにて。

『クハナ!』(2016)で三重県桑名市を舞台にご当地ムービーを撮った秦建日子監督。
今度の舞台は餃子の街、栃木県宇都宮市
ほんとだ、「餃子」という字は「食べて交わる子」。
「食べて、交わって、子ができる」、そんな縁起の良い食べ物だなんて知らなんだ。

陽子(足立梨花)が考える真実は世の中に3つ。
その1、イケメンに性格の良い奴はいない。
その2、餃子はデートに向かない。
その3、バカは死ななきゃなおらない。

そうとわかっているくせに、面食いの陽子はイケメンに恋をしては泣きを見る。
イケメンに一目惚れしてできちゃった結婚、可愛い娘に恵まれたものの、
夫はやはり性格悪く、慰謝料を取り損ねたまま離婚。
スーパーのパート勤めもリストラに遭い、実家に戻るしかなくなる。

実家は宇都宮市で「餃子のふじた」という餃子の名店を営む。
しかし、結婚を反対した父親の信介(浅野和之)と大喧嘩して家を飛び出した形。
帰郷した陽子を幼なじみの麻里(佐野ひなこ)と優太(中島広稀)が出迎えてくれるが、
実家と音信の途絶えている間に信介が腰を痛め、「ふじた」は廃業したという。

突然帰ってきた陽子に信介はいらだち、取り付く島もないが、
陽子の娘で信介の孫に当たる美咲(古川凛)に「おじいちゃん!」と抱きつかれたうえに、
「おじいちゃんのつくる餃子、大好き!」と言われて信介はメロメロ。
「ふじた」を再開するという陽子に「勝手にしろ、協力はしない」と言い放つ。
曲がりなりにも餃子屋の娘。意地で店を再開する陽子。

一方、イケメンゴルファーとして人気の亮(田村侑久)はスランプに陥り、
取材に来たメディアに向かって、思わず「ひじの手術をしたせい」と嘘をつく。
しばらくゴルフを休まざるを得なくなった亮は、
マネージャーの麗子(麻生祐未)とともに宇都宮市内のホテルに滞在。
朝刊の新聞配達をしていたところ、徹夜で餃子を焼いていた陽子と会い……。

イケメンの設定ではありますが、少なくとも田村侑久くんは私のタイプではありません。
ご当地ムービーはご当地を知る人でなければあまり楽しめないことも多いので、
ほとんど期待せずに観はじめたのですが、結構面白かった。

思うにそれは、餃子の力によるところが大きいのではないかと思います。
だって餃子だもん、美味しいもん、見ていると食べたくなりますもん。

最初はイマイチだった陽子の餃子がそもそもどのようにつくられたのか、
そしてどう改良されたのかをもっと知りたかった気持ち半分、
あまり餃子の製造過程について語られてもという気持ち半分。
大作ではないけれど、誰が観てもまぁ楽しめる内容で、これはこれでよかったかと。
何より前向きな気持ちにさせてくれるのが○。

私は好きです、ご当地ムービー。
これからもいろんなところの映画を観たい。
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