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『映像研には手を出すな!』〈公開記念!前夜祭舞台挨拶中継付き上映会〉

2020年10月19日 | 映画(あ行)
『映像研には手を出すな!』
監督:英勉
出演:齋藤飛鳥,山下美月,梅澤美波,小西桜子,グレイス・エマ,福本莉子,松崎亮,
   桜田ひより,板垣瑞生,赤楚衛二,松本若菜,山中聡,浜辺美波,高嶋政宏他
 
5月に封切り予定だった本作がコロナのせいで公開延期、
4カ月以上経ってようやく上映に至りました。
公開前日の晩に「前夜祭」と銘打って、舞台挨拶中継付きの上映会が。
ちょうどいい時間帯だったので、109シネマズ大阪エキスポシティへ。
 
舞台挨拶なんてちょろっとあるだけだろうと思っていたら、たっぷり30分以上。
英勉監督と映像研部員役の3名、ロボ研部員役の2名、音響部員の1名が登壇。
これまでに観た舞台挨拶の中では楽しさの点でいちばんだったかも。
 
齋藤飛鳥のことは覚えていました。
しかし、映像研のあとの2人も乃木坂46のメンバーとは知らなんだ。(^^;
本作の撮影が始まるまでは、3人は別に仲良くなかったそうです。
というのも、山下美月と梅澤美波は乃木坂46の3期生で、齋藤飛鳥は1期生。
2期違いと言ってもそこには5年の差があり(年齢は1歳違いだけど)、
2人にとって齋藤飛鳥は大先輩。おいそれとは声をかけられない人です。
緊張する後輩2人に齋藤飛鳥がそれを解きほぐすように努めた様子。
 
英勉監督の作品は“貞子3D”シリーズを除いてすべて観ていますが、
こんな風貌の人だとは知りませんでした。
三池崇史監督ほどヤクザ風ではないけれど(笑)、サラリーマンには絶対見えない。
舞台挨拶の第一声が「こんばんは。クリストファー・ノーランです」でしたが、
はたして観客のうちどれぐらいの人がノーラン監督のことを知っていたのか。
そっちを観る客と本作を観る客、あまりかぶらん気がする。(^^;
 
ら抜きオンパレードの挨拶のなか、山下美月だけが「乗り越えられない」と言ったのが好印象。
あと、本編中のことですが、板垣瑞生は絶対「シュミレーション」と言った気がする。
シミュレーションですよ、シミュレーション♪
 
さてさて、舞台挨拶の話はこの辺にしておいて、本編のあらすじを。
 
芝浜高校に入学した浅草みどり(齋藤飛鳥)には並外れた想像力があり、
自分の考えた空想世界をアニメにすることが夢。
だが、極度の人見知りで小心者の彼女は部活に入ることが困難。
 
同じく新入生でカリスマ読者モデルの水崎ツバメ(山下美月)は、ひそかにアニメーター志望。
しかし両親(山中聡松本若菜)共に人気俳優で、娘にも女優になることを求めているから、
ツバメは自分の夢を両親に打ち明けることができない。
 
そんなふたりに金のにおいを感じたプロデューサー気質の金森さやか(梅澤美波)は、
3人でアニメを作るための映像研を立ち上げることを決める。
 
ところが500ものクラブや同好会が存在する芝浜高校では、
収拾のつかなくなった状態を打破しようと、生徒会が部の統合や廃部を進めにかかる。
なぜか生徒会長(小西桜子)が目の敵にするのは映像研。
アニメ研との統合を言い渡されそうになったとき、
さやかがロボ研との交流話をまとめてきて……。
 
3人とも演技が上手いんです。
あんなに可愛いのに、妙な格好をしておどおどオタクぶりを発揮する飛鳥ちゃん。
美波ちゃん演じるクールなさやかがキレ味よくて可笑しい。
もうひとりの美波ちゃん、浜辺美波は謎の気象部員役でほぼカメオ出演みたいな感じ。
彼女と『思い、思われ、ふり、ふられ』で共演した赤楚衛二がロボット研部長役。
彼、ちょっと伊藤英明に似てません?
 
二足歩行のロボットについて思いを語るシーンとか、楽しい。
2回観たいほど面白かったかと尋ねられたらビミョーですが、
みんなの想像が映し出されるシーンに、
同じ場所で同じものを想像できるって楽しいことだなぁと思いました。

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