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『弱虫ペダル』

2020年08月16日 | 映画(や行)
『弱虫ペダル』
監督:三木康一郎
出演:永瀬廉,伊藤健太郎,橋本環奈,坂東龍汰,柳俊太郎,菅原健,竜星涼,皆川猿時他
 
最新作ばっかり先にUPしたら、それより前に観たやつをUPするのがどんどん遅くなる〜。
でもせっかく公開初日に観たんだから、新しい間にUPしたいやん。
TOHOシネマズデーだった14日に封切り。その日の晩の回を観に行きました。
お盆のおかげで17時半頃の中環も国道171号線(通称イナイチ)もすいすい。
いつもなら上映開始時間キワキワのところ、余裕でTOHOシネマズ伊丹に到着。
 
原作は渡辺航の大人気コミックというけれど、当然読んだことはありません。
漫画にまで手を出したらエライことになる。
でも、かつて公開された劇場版アニメは観たことがあります。
そうそう、そのときはまだTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポートがあったから(泣)。
 
若い子を起用した青春ドラマがお得意の三木康一郎監督。
今回は“King&Prince”の永瀬廉を主演に抜擢。
映画初主演かと思ったら、『うちの執事が言うことには』(2019) でも主演を務めているのですね。
しかしこれだけ映画を観ているのに、なんでその執事なんたらは観なかったのか、私。
キンプリなんて知らんしと思って避けたのかもしれません。
 
千葉県にある総北高校の新入生・小野田坂道(永瀬廉)は筋金入りのオタク
内気な彼に友だちはひとりもおらず、アニメだけが心の友。
高校入学を機にアニメ研究部に入部して同じ趣味の友だちと語り合うことを夢見ていたのに、
部員がいなくて休部状態だと知って愕然。
がっくりしながらも長年の習慣で放課後に秋葉原へとママチャリを走らせる。
千葉から秋葉原までは往復約90km。おかげで自然と培われた自転車能力。
 
その能力に気づいたのが同じく新入生の今泉俊輔(伊藤健太郎)。
入部前から自転車部のエースになることを期待されている俊輔は、
勾配のきつい道路をママチャリで平然と駆け上る坂道に驚き、
自分が負けたらアニメ研に入部することを条件に勝負を挑む。
話に乗った坂道は俊輔に惜敗。俊輔から「自転車部で待っている」と言われ……。
 
原作も未読なら自転車競技のこともまったくわからないので、
この実写映画版を原作ファンはどう思っているのかとか、
また、自転車に詳しい人がこれを観てどう思うのかとか想像もできません。
ただ何も知らない私としては、ママチャリにしか乗ったことのない少年が
いきなりロードレーサーを渡されて乗りこなせるものだろうかとか、
これって「ない、ない」という話じゃなかろかと思ったりも。
そもそも「ケイデンス」という言葉は誰でも知っているものなのですか。
お恥ずかしながら私はこの言葉を本作で初めて知りました。
ケイデンスって自転車のペダル回転数のことなのか〜。
 
もうひとりの新入生・鳴子章吉役の坂東龍汰はまぁ高校生に見えるとして、
3年生のキャプテン・金城真護を竜星涼というのはちょっと無理がある。
同じく3年生の巻島裕介役、柳俊太郎もそう。
君ら、せいぜい大学生にしか見えんから。と思って実年齢を調べたら、
新入生役の3人は、永瀬廉が21歳で最年少、あとの2人は23歳。
竜星涼は27歳で柳俊太郎にいたっては29歳。ムリムリ(笑)。まぁええけど。
ちなみにマネージャー役の橋本環奈は21歳。いつまでできるかしらん、高校生役。
 
孤高のロードレースではなく、チーム競技としてのロードレースを知りました。
こんなふうにさまざまな役目を果たしてこその勝利だとは。
チャリってひとりで漕いでるものではないのですね。面白かったです。

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