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『トランスフォーマー/ロストエイジ』

2014年08月20日 | 映画(た行)
『トランスフォーマー/ロストエイジ』(原題:Transformers: Age of Extinction)
監督:マイケル・ベイ
出演:マーク・ウォールバーグ,ニコラ・ペルツ,スタンリー・トゥッチ,
   ジャック・レイナー,リー・ビンビン,タイタス・ウェリヴァー他
声の出演:ピーター・カレン,フランク・ウェルカー,ジョン・グッドマン,渡辺謙他

TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの3本目。
2本目の『宇宙兄弟#0(ナンバー・ゼロ)』の終映から20分後の上映開始。
1本目と2本目の間よりも10分長くて余裕があるので、
トイレに行ってから1階まで下り、ATMコーナーで記帳してから再び5階へ。
実は1本目を観る前にも、駐車場に入れてから駅近くの銀行へ行きました。
隙間のないスケジュールで映画も用事もこなせたものだから、
この日受けられた映画鑑賞による駐車サービス8時間ですべてカバー。
最大何時間までとかしか駐車サービスを受けさせてくれないモールが多いのに、
西宮ガーデンズ、あっぱれ。

1本目の『るろうに剣心 京都大火編』と同じくらい楽しみだった本作。
終わってみても甲乙付けがたし。どちらも楽しかったです。

あんまり期待はしていないマイケル・ベイ監督。
娯楽大作を撮るのに長けた監督であるにはちがいありませんが、たまに「はぁ?」な作品も。
この“トランスフォーマー”シリーズはそこそこ好きですが、
前作まではすべてDVDで観ました。
これまで主演を務めてきたシャイア・ラブーフもわりと好きだったのに、
なぜ観に行く気が起こらなかったのかわかりません。
だけど、今回はすぐに観に行こうと思ったのは、
シャイア・ラブーフよりマーク・ウォールバーグのほうがより私のタイプなのか。

何年かに一度公開されるシリーズものだと、
前作までのストーリーをすっかり忘れてしまっていて、ついていけないことがありますが、
これはとってもわかりやすい。

ケイドはテキサス州の片田舎に暮らすシングルファーザー
妻を亡くし、まもなく高校を卒業する娘テッサをひとりで育ててきた。
ロボット工学を専攻するケイドは、廃品を回収しながらめぼしい部品を見つけ、
そこからさまざまなロボットを開発している。
いつか凄い発明をして大儲けする日を夢見ているが、今はその兆しすらなし。
家に届く封書は支払い滞納通知ばかりで、テッサは不安でいっぱい。

ある日、閉館した劇場へ廃品回収に出向くと、中古のトラックが埋もれているのに気づく。
金になりそうだと踏んだケイドはそれを買い取り、家へ持ち帰る。
修理に取りかかると、それはトラックではなく、人の心を持つ巨大ロボット“オートボット”だった。

かつてオートボットは、地球征服を目論むディセプティコンから人類を守ったが、
オートボットの台頭をよく思わない政府が弾圧。
何人かのオートボットは政府から攻撃を受けて絶命。
政府はロボット工学の大企業“KSI”にオートボットの死体を持ち込み、
KSIはオートボットを研究開発、兵器として利用するつもりなのだ。

黒幕で、KSIの設立にも関わったCIAの高官アッティンジャーは、
長らく探しつづけてきたオートボットの総司令官オプティマスが
ケイドに匿われていることを嗅ぎつける。
さっそくケイドのもとへ部下を走らせ、オプティマスを捕獲しようとするのだが……。

“トランスフォーマー”初体験の人のために簡単に説明すると、
トランスフォーマーとは変形するロボット。
常識的なロボットの形から車の形へと変身することができます。

トランスフォーマーにはおおまかに分けて善人と悪人がいます。
善人がオートボット、悪人がディセプティコン。
そして、そのどちらにも属さないロックダウンという人物もいて、
彼はいわゆるバウンティハンター(賞金稼ぎ)。
彼は創造主(オプティマスの生みの親)からオプティマスを連れ帰るよう依頼を受け、
それを完遂するためにアッティンジャーに協力しています。てな感じ。

前作まではどっちがどっちかすらわかりにくかったのですが、今回はそんなことなし。
見た目からしてキャラがはっきりしているので、こんがらがったりしません。
これは頭が老化しはじめている年齢層の客(=私)に対してものすごく親切。(^o^)

オプティマスをはじめとするオートボットに助け助けられの旅となる、
ケイド(マーク・ウォールバーグ)、テッサ(ニコラ・ペルツ)、
テッサの恋人でケイドに敵視されるシェーン(ジャック・レイナー)、
そしてKSIの経営者で最初は悪役と見られたジョシュア(スタンリー・トゥッチ)。
アクションシーンだけではない珍道中になっているのでした。

こんなロードムービーはありそうでなかった。
やっぱり好きだなぁ、マーク・ウォールバーグ。『テッド』(2012)のときよりずっと。

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