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『るろうに剣心 京都大火編』

2014年08月16日 | 映画(ら行)
『るろうに剣心 京都大火編』
監督:大友啓史
出演:佐藤健,武井咲,伊勢谷友介,青木崇高,蒼井優,神木隆之介,江口洋介,
   藤原竜也,宮沢和史,土屋太鳳,滝藤賢一,田中泯,福山雅治他

お盆休みはないけれど、年に2回ほどある全館停電の日
今年は節電のために全職員有休を使って休むべしというお達しあり。
うひょっ、ちょうどその日はレディースデーの水曜日、何を観に行こうか考えていたら、
翌木曜日から盆休みだと話していたダンナが、水曜日も休むと言うではないですか。
たまには一緒に映画を観に行ってもいいけれど、
私のハシゴにつきあう気はなさそうだから、やっぱり一緒に観るのは無し。
晩に六甲のワインバーで落ち合う約束をして、
それまで私は映画を3本ハシゴすると決め、朝からTOHOシネマズ西宮へ。

DVDで観て予想外におもしろかった『るろうに剣心』(2012)。
続編はちゃんと劇場で観ることに。
さすが盆休み、西宮ガーデンズは平日とは思えない混みっぷりです。
本作もいつもは比較的すいている初回なのに、ほぼ満席でした。

動乱に揺れる幕末、暗殺成功率の高さから“人斬り抜刀斎”として恐れられた男、緋村剣心(佐藤健)。
人はもう斬らぬとかたく心に誓った剣心は、
その誓いを信じてくれた神谷活心流の師範代・神谷薫(武井咲)のもとに居候。
同じく居候の身の少年・明神弥彦(大八木凱斗)や女医の高荷恵(蒼井優)、
喧嘩屋の相楽左之助(青木崇高)とともに穏やかな日々を送っていた。

そんなある日、明治政府のトップである大久保利通(宮沢和史)から呼び出される。
話を聞けば、人斬りをやめた剣心の後釜として大久保らが使ったのが志々雄真実(藤原竜也)。
志々雄は剣心にも劣らぬほどの働きぶりを見せるが、
大久保らの思惑どおりの暗殺を志々雄が完遂するや否や、口封じのために志々雄を焼き殺す。
ところが、死んだはずの志々雄が全身に火傷を負いながらも生きていて、
荒くれ者を集めて戦闘集団を結成、新政府の転覆を図って暗躍しているというのだ。
志々雄を倒すべく、討伐隊の指揮を斎藤一(江口洋介)が執るが、
ことごとく志々雄の返り討ちに遭い、もはや志々雄を仕留められるのは剣心しかいないと言う。

新政府の虫の良すぎる話に相楽は激怒、
剣心がまた人斬りに戻ってしまうのではと懸念する薫も強く反対するが、
もしも断れば、自分の周囲の大切な人たちが危険にさらされるかもしれない。
剣心は意を決して、志々雄が潜む京都へと旅立つのだが……。

冒頭、討伐隊が乗り込んで志々雄と対決するシーンはまるで地獄絵。
スケールの大きさを感じさせます。
もう変な役しか回ってこないとおぼしき藤原くんは、
今回も包帯でぐるぐる巻きの悪役がピッタリ。
志々雄の右腕となる宗次郎役に神木隆之介、あんなに美形だったのに、
普通の顔立ちになっていてショックですが、役の幅は広がりそう。
今回も、ひょっとすると藤原くんより嫌な奴の役です。
『半沢直樹』の近藤役で一躍知名度が上がった滝藤賢一も爆弾オタクで活躍、
剣心とどちらが強いか決着をつけたいだけの一匹狼には伊勢谷友介
剣心を匿う田中泯は本作でも圧倒的な存在感。

ついでに来春のNHK朝の連ドラでヒロインが決定している土屋太鳳ちゃんも。
彼女のことは先日レンタルした朱川湊人原作の『赤々煉恋』(2013)で知りました。
ロングヘアの女子高生からショートヘアのおてんば娘へ。どちらも似合います。

登場人物が誰しも魅力的なうえに、細やかな心情も伝わってきて、
スタントなしでがんばる佐藤健くんのアクションシーンはもちろん痛快。
来月の『伝説の最期編』がとっても楽しみです。

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