夜な夜なシネマ

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『エージェント:ライアン』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の3本目@伊丹)

2014年03月16日 | 映画(あ行)
『エージェント:ライアン』(原題:Jack Ryan: Shadow Recruit)
監督:ケネス・ブラナー
出演:クリス・パイン,ケヴィン・コスナー,ケネス・ブラナー,キーラ・ナイトレイ,
   ノンソー・アノジー,コルム・フィオール,ジェンマ・チャン他

なんぼフリーパスポートをつくったと言っても、
翌日も仕事があるのに平日の晩に2本観て帰るのはしんどい。
もともと夜更かしは苦手、土曜以外は早寝早起きなので、
どないしたもんかと決められないまま伊丹へ。

17:15終業で17:50上映開始の本作には間に合わないだろうから、
まぁ今日のところは19:00上映開始の別の作品だけ観て帰ろうと思ったら。
……さすがに17:50には間に合わなかったけれど、
本編開始にはじゅうぶん間に合ってしまった。(;_;)

間に合ったんだから、これは映画の神様の「2本観なはれ」というお告げにちがいない。
19:00上映開始の別の作品は20:20からの回もある。
というわけで、本作も観る覚悟を決めたのでした。

昨年10月に66歳で亡くなった軍事スリラー小説の大家トム・クランシー。
その彼が創造した大ヒットキャラクター“ジャック・ライアン”を主人公にした、
クランシーの小説を原作とはしない映画オリジナル作品です。

ロンドンのロースクールにかようアメリカ人のジャック(クリス・パイン)は、
キャンパスで9.11テロのニュースを聞き、学校を辞す。
海兵隊員となってアフガニスタンの戦場へと赴くが、
搭乗していたヘリコプターが爆撃に遭い、重傷を負う。

脊髄に損傷を受け、復職は絶望的だとみなされる。
おそらく生涯歩けるようにはならないだろうと思われていたが、
彼のリハビリ担当となった医学生キャシー(キーラ・ナイトレイ)の支えと、
本人の強固な意志により、驚くべき回復を遂げる。

そんな様子を見つめていたのがCIAのハーパー(ケビン・コスナー)。
ハーパーはジャックの退院を待ってスカウトする。
ジャックに与えられた役目は、表向きはウォール街に勤務する銀行マン。
投資銀行のコンプライアンス担当ということになっている。
しかし、実際は不審な金の流れがないかを監視して、
テロ活動の資金が隠されているであろう口座を見つけだす分析官。
プロポーズを果たして同棲中のキャシーにもこのことは言えない。
彼女に秘密を持っていることを苦しく思いながら仕事を続ける。

そんなある日、ジャックはモスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不穏な動きに気づく。
ハーパーに報告すると、デスクワーク専門のはずのジャックにモスクワへ行けとの指示。
通常監査を装って社長チェレヴィン(ケネス・ブラナー)の周囲を探るはずが、
モスクワに到着するや否やジャックが襲われて……。

タイで本作のデカいポスターをさんざん見かけましたが、
ありがちなストーリーだろうし、別にクリス・パインはタイプじゃないし、
もう終映間近だからDVD化されてから観ればいいやと思っていました。
フリーパスポートを持っていなかったら劇場では観なかったでしょう。

でも、やはりこういうアクション映画は、大画面で観るのがいいですね。
無駄なお色気シーンは皆無、うりゃうりゃと押し寄せる怒濤の展開が楽しい。
ロシアをこんな悪者に仕立て上げてええんかい、
こんな映画にロケ地を提供するロシアと出演するロシア人って、
『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)を観たときに韓国人に対して思ったことをまた思う。
やむを得ずなのか、それともめちゃめちゃ懐が深いのか。

深く考えずに観るのがいちばん。
続編も思いっきりありそう。次はどこが悪者に?

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