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『メリー・ポピンズ リターンズ』

2019年02月15日 | 映画(ま行)
『メリー・ポピンズ リターンズ』(原題:Mary Poppins Returns)
監督:ロブ・マーシャル
出演:エミリー・ブラント,リン=マヌエル・ミランダ,コリン・ファース,
   メリル・ストリープ,ベン・ウィショー,ディック・ヴァン・ダイク他

TOHOシネマズなんばで5本ハシゴの4本目。
『七つの会議』『フロントランナー』『バーニング 劇場版』→これ。
「映画の日」だったことと、時間がちょうどよかったこともあり、
せっかくだからとIMAX版を鑑賞。
なんばでIMAXを観るのはこのとき以来。ここのIMAXシアターも結構好きです。

ディズニーが1964年に製作したミュージカル『メリー・ポピンズ』の続編。
といっても、その年に私はまだ生まれていないので、全然わかりません。
だから思い出も懐かしさもない。単に初めて観るミュージカル映画の認識で。

前作から25年が経過したロンドンが舞台。

妻を喪い、3人の子どもをひとりで育てなければならなくなったマイケル・バンクス。
長年バンクス家に仕えてくれているエレンは少々ボケてきたかのようで、
子どもたちの面倒をまかせっきりにはできない。
マイケルの姉ジェーンがそんな弟と姪っ子甥っ子を気にしてしばしば立ち寄る。

世の中は大恐慌で、家計も火の車。
それでもなんとかやってきたのに、急に銀行が訪ねてきて、家を差し押さえられる。
数日後までにローンを完済しなければ家を失うことになり、
マイケルはどうすればいいのかわからない。

ふと、マイケルの亡き父が銀行の株を所有していたことを思い出す。
あの株券さえあれば、家を渡さなくて済むではないか。
マイケルとジェーンは家のあちこちを探しはじめる。

その間にお使いに出かけた子どもたち。
長女アナベル、長男ジョン、次男ジョージーは、メリー・ポピンズと出会う。
凧に乗って舞い降りた瞬間を見たジョージーは大興奮。

子どもたちが彼女と共に帰宅すると、昔と変わらぬその姿にマイケルとジェーンは唖然。
涼しい顔のメリー・ポピンズは、子どもたちの世話をしにきたと宣言するのだが……。

睡魔に襲われる危険がありましたが、大丈夫でした。普通に楽しい。

ロブ・マーシャル監督のミュージカルといえば『シカゴ』(2002)。
あれは完全に大人向けでしたが、この『メリー・ポピンズ リターンズ』はどうなのか。
子ども向けだとしたら、130分超はちょっと長すぎるように思います。
そこから考えても、これはかつての『メリー・ポピンズ』が大好きだった年齢層向けですね。

こんなふうに美人の魔法使いが現れて、海底と化したお風呂の中を泳いだり、
陶製ボウルの中を走り回れたりしたらどれだけ愉快なことでしょう。
子どもだった頃の夢見る気持ちを大人だって持ち続けたっていい。

なお、マイケル役のベン・ウィショーは、
『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役として一時名前の挙がっていた俳優です。
こうして見ると、彼がフレディ役でなくてよかった。
サシャ・バロン・コーエンでなくてもっとよかった。

なお、ハシゴの〆だった5本目は明日はUPしません。
なぜなら『ボヘミアン・ラプソディ』だったから。23回目の。(^^;)

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