夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『アメリカン・ミュージック・ジャーニー』

2019年02月16日 | 映画(あ行)
『アメリカン・ミュージック・ジャーニー』(原題:America's Musical Journey)
監督:グレッグ・マクギリヴレイ

24回目の『ボヘミアン・ラプソディ』を観たあと、
この日は武庫之荘で晩ごはんの予定だったから、
そっち方面であと2本映画を観ようと思って塚口サンサン劇場へ。

109シネマズ大阪エキスポシティに行ったときに予告編を上映していて、
観たいなぁと思っていたのに、1週間限定上映だった様子。
知らない間に始まって知らない間に終わっていました。
サンサン劇場って、ロードショー上映もしつつ、
その階下でちょっと前の作品をこうして上映してくれていて嬉しい。

しかしなぜ字幕版ではないのかがわかりません。
サンサン劇場だけが吹替版の上映というわけではないようで、どこもかしこもその様子。
ナレーションをモーガン・フリーマンが担当しているのに、
彼の声は聴けないわけで、それがとても残念。
しかも吹替版ではいったい誰が担当しているのかわからないのはどーゆーこと!?

と、先にぼやいてみましたが、とても良い作品です。
シンガーソングライターのアロー・ブラックが、
アメリカの歴史を学ぶためにアメリカ音楽が生まれた街を巡るというドキュメンタリー。

アローはロサンゼルス、メンフィス、シカゴ、ナッシュビル等々を巡ります。
ポップスやロック、ジャズ、サルサ、ブルース、カントリー
ヒップホップモータウンと、さまざまな場所で生まれた音楽。

アロー自身のヒット曲“Wake Me Up”のフラッシュモブのシーンでは
思いがけず涙腺が刺激され、感動。
見事な足さばきのダンスにも目を奪われます。

ルイ・アームストロングが少年院に入ることがなければ、
彼がトランペットと出会うこともなかったかもしれない。
そうしたら、“What a Wonderful World”も生まれなかったかもしれない。

音楽のるつぼ。至福のドキュメンタリーでした。

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