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『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』

2018年09月04日 | 映画(ま行)
『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』(原題:Mamma Mia! Here We Go Again)
監督:オル・パーカー
出演:アマンダ・セイフライド,ピアース・ブロスナン,コリン・ファース,
   ステラン・スカルスガルド,シェール,メリル・ストリープ他

芦屋で“イワシ祭り”の日に、まずは映画。
TOHOシネマズ西宮にて4本ハシゴの2本目。

心待ちにしていた人も多いはず、大ヒット作品『マンマ・ミーア!』(2008)の続編。
私はといえば心待ちにするほど前作のファンではありません。
それにしても、ABBAのヒット曲でミュージカルをつくることを思いついた人、賢いなぁ。
たいしたファンじゃなくとも、観てみたいと思いますもん。

ABBAと聞くと、ABBAを嫌っていたアンソニー・ボーディン氏
今年の6月に自殺したことを思い出し、悲しくなります。
しかも自殺の理由がアーシア・アルジェントにふられたせいだという説もあり、
そんなことで死ぬのかよアンソニーさん!と余計に悲しくなっていたら、
ついこの間、そのアーシアに(“Me Too”運動で中心人物として知られているくせに)、
未成年への性的暴行疑惑が浮上しているとのニュースを見てガクッ。

ものすごく脱線しました。本題へ。

エーゲ海に浮かぶカロカイリ島。
ソフィ(アマンダ・セイフライド)は亡母ドナ(メリル・ストリープ)の夢だったホテルの改修を終え、
オープン記念パーティーの準備に奔走しているが、
ニューヨークに滞在中の夫スカイ(ドミニク・クーパー)との生活はすれ違い気味。
パーティーに向けて気持ちの切り替えに努めていると、
ドナの親友で島に駆けつけたターニャ(クリスティーン・バランスキー)と
ロージー(ジュリー・ウォルターズ)に元気づけられる。

ところが島を嵐が襲い、せっかく用意したものがおじゃんになってしまう。
ホテルの支配人フェルナンド(アンディ・ガルシア)は冷静だが、
嵐のせいで島に向かう予定だった船は出航しないだろう。
すべて壊れ、客も来なければパーティーなんて無理。
母の願いは叶えられそうにもなく、悲しみに沈むソフィだったが……。

という、現在のソフィの様子を描きながら、
間に挟まれる約40年前、若き日のドナのシーン。
メリル・ストリープの若かりし頃を演じるのはリリー・ジェームズ
ソフィの「父親かもしれない」3人=ピアース・ブロスナンコリン・ファース
ステラン・スカルスガルドの若かりし頃にはそれぞれ、
ジェレミー・アーヴァイン、ヒュー・スキナー、ジョシュ・ディランを起用。
なんとなく雰囲気あるようなないような。
老けてからの3人のうち、いちばんプレイボーイっぽい風貌はピアース・ブロスナンだけど、
若いときに種馬男の異名を取ったのがステラン・スカルスガルドとはワラける設定。

10代の恋愛を描く邦画でも観ているような、こちらが恥ずかしくなるシーン満載。
そんなに乗れずに観ていたのに、船がやってくるシーンでは目が潤む。
ほんとにダメですねぇ、こういう「みんなの応援」パターン。
ベタすぎやろと思いながら必ず泣いてしまう私です(笑)。

なんといってもいちばんは、ソフィの祖母役で登場するシェールでしょ。
ABBAの曲よりもシェール自身の曲を歌ってほしくなりましたけどね。
頭の中はずっと“Believe”。帰ってからCDをひっぱりだしました。
彼女が見られたならばこの映画はそれで良し!

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