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『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』

2016年07月22日 | 映画(あ行)
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(原題:Alice Through the Looking Glass)
監督:ジェームズ・ボビン
出演:ジョニー・デップ,アン・ハサウェイ,ミア・ワシコウスカ,リス・エヴァンス,
   ヘレナ・ボナム=カーター,サシャ・バロン・コーエン,マット・ルーカス他
声の出演:アラン・リックマン,スティーヴン・フライ,マイケル・シーン他

まだダンナ出張中。
仕事帰りに109シネマズ大阪エキスポシティにて、4DX3D版を鑑賞しました。
4DX3D版を観るのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』
『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』に次いで4度目。
しかし、『バットマンvsスーパーマン』なんて、こうして書くまで4DX3D版を観たことすら忘れていました。
振り返ってみると、4DXで観るには本作がいちばん楽しい作品だったかも。

『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)の続編だというのに、前作を観ていません。
TVで放映していたのも観逃し、ついていけない可能性もありましたが、なんとなく大丈夫。

前作から年月を経て成長したアリスは、亡き父が遺したワンダー号の船長に。
猛者の船乗りたちを見事に束ね、世界中の大海原を航海してロンドンへ帰還。
ところが、アリスにプロポーズを断られたことを根に持つヘイミッシュが、
アリスの家の所有権をひそかに獲得。
ヘイミッシュは、ワンダー号と交換するのであれば家は返してやると言う。
アリスからワンダー号と船長の座を剥奪して、事務員に据えるつもりらしい。

ワンダー号を手放すことを即断することなどできない。
悩む彼女は、青い蝶へと姿を変えたアブソレムにいざなわれ、鏡を通り抜ける。
するとそこはあのワンダーランドだった。

懐かしい仲間たちに再会したアリスは、マッドハッターの様子がおかしいと聞かされる。
ハッターは死んでしまったはずの家族の還りを待っていると言い、
諭そうとするアリスに「どうして信じてくれないのか」と怒りをあらわにする。

深い悲しみのあまり、命の危険に晒されているハッターを助けるにはどうすればいいのか。
白の女王のアドバイスにより、アリスはタイムスリップすることに。
そのためには時間の番人“タイム”からクロノスフィアなるものを盗み出さなければならない。
アリスはそれを実行に移すと、ハッターの家族が元気だった日までさかのぼり、
過去を変えようとするのだが……。

アリス役のミア・ワシコウスカがハマっているほか、
注目はなんと言ってもタイム役のサシャ・バロン・コーエン
この人はいつも人を喰っている印象がありますが、
本作ではいつになく真面目で、アリスに振り回されているのが面白い。
そしてこのところイマイチ続きだったジョニー・デップ
私はやっぱりこんな役の彼のほうが好きみたいです。

ストーリーとしてはところどころ睡魔に襲われることもありましたが、
映像と動きに一体感がないと思っていた4DX、
今回はまさか雪を体感できるとは知らず、一瞬童心に返りました。
もちろん本物の雪ではありませんが、
雪の降る映像を観ていたら舞い降りる粉雪(みたいなもの)。
なんか嬉しくないですか。

この4DX3D版が楽しかったからといって、
恐ろしいほどつまらなかった『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』も4DX版を観てみるか、
……という気には決してなりません。(^^;

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