『シュリ』(英題:Swiri)
監督:カン・ジェギュ
出演:ハン・ソッキュ,キム・ユンジン,チェ・ミンシク,ソン・ガンホ,ユン・ジュサン,パク・ヨンウ他
10月24日をもって営業を終了してしまうシネマート心斎橋にて。
韓国映画といえばここと思うぐらいで、いつもよく客が入っている印象だったから、
この閉館は本当に驚きだし、とても寂しいことです。
この日も平日の昼間にもかかわらず8割方客席が埋まっていました。
カン・ジェギュ監督の名を不動のものにした『シュリ』(1999)のデジタルリマスター版。
本国韓国では『タイタニック』(1997)の動員記録を塗り替えたとして大変話題に。
日本で韓国作品が当たることはまだなかった時代、異例の大ヒットを飛ばしました。
韓国では1993年以降毎年、要人の暗殺事件が起きている。
事件には北朝鮮のイ・バンヒなる女性狙撃手が関わっていると見られ、
やがて、イ・バンヒが北朝鮮随一の精鋭部隊に所属することが判明。
同じ部隊のリーダーは皮肉にもかつてジュンウォンが取り逃がしたパク・ムヨン(チェ・ミンシク)だった。
ムヨンらの狙いは韓国の科学研究所が開発した液体爆弾CTX。これを強奪してテロを企んでいるらしい。
両国首脳が列席するサッカー南北交流試合を舞台に選んでいることにジュンウォンは気づき……。
ジュンウォンとジャンギルの行動が敵に筒抜けになっていて、内通者がいることを疑います。
情報部員とは悲しいもので、相棒のことすら疑わざるをえない。
誰が裏切り者なのかと思っていたら、ジュンウォンの婚約者イ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)でしたというもの。
ハン・ソッキュがそんなに男前とは言えないので、これ、イ・ビョンホンのほうがよかったかなと今さら思う(笑)。
今も昔もこんな役のチェ・ミンシクはあまり歳を取ったと思えないけれど、
ソン・ガンホはめちゃくちゃ若いですよねぇ。30年経つんだから当たり前か。
いま観てもとても面白い。
出演していることに気づけなかった俳優もいそうなので、公開中にもういっぺん観たいです。