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『タワーリング・インフェルノ』

2020年06月04日 | 映画(た行)
『タワーリング・インフェルノ』(原題:The Towering Inferno)
監督:ジョン・ギラーミン,アーウィン・アレン
出演:スティーヴ・マックィーン,ポール・ニューマン,ウィリアム・ホールデン,
   フェイ・ダナウェイ,フレッド・アステア,ジェニファー・ジョーンズ他
 
大阪ステーションシティシネマで2本観てからTOHOシネマズ梅田へ移動。
こちらはもともとは“午前十時の映画祭10+”の参加劇場ではないので、
旧作を上映していても“午前十時の映画祭”とは言いません。
でも、上映作品は似たような感じで、旧作の名作だらけ。
 
ちなみに、ステーションシティシネマは座席を3つ空け、
空けた席にはテープを貼って座れないようにしています。
TOHOシネマズは1つ空けるだけでテープも何もなし。
座ろうと思えば座れるから、3人で来た人がくっついて座っているのも見かけました。
そういう人たちに限ってマスクも着けずにくっちゃべっていたりして、これはやめて。
思わずそこから遠く離れた席に移動しました。どっちみちがらがらやけど。
コロナ対策ではステーションシティシネマが段違いで上だと言わざるをえません。
 
1974年のアメリカ作品。
日本でも公開年の1975年に大ヒットしたそうで、
当時の洋画の興行収入記録を更新したとのこと。
これ、165分もあるせいか、私はテレビでもDVDでも観ていません。
アカンでしょ!?(^^;
 
サンフランシスコにお目見えした138階建て、地上135階の超高層ビル“グラス・タワー”。
落成式の日、最上階で華やかなパーティーが開かれる。
客たちがくつろぐなか、設計士ダグ・ロバーツは奔走。
というのも、ダグが指定した仕様とは異なる部品が使われていたと判明したから。
何も起こらなければいいのにという希望は叶わず、81階の倉庫から出火する。
 
ぼやでは済まず、次第に燃え広がり、消防隊が到着。
消防隊長マイケル・オハラハンの指揮のもと、
ビルに取り残された人々の救助と消火活動がおこなわれる。
 
ウィキペディアを読んでから鑑賞したから、見どころいっぱい(笑)。
スティーヴ・マックィーンがポール・ニューマンと同等の台詞の量を要求したとか。
そんな要求をするような奴だから、オープニングクレジットの位置も気にするはず。
ポール・ニューマンより先に名前を出さないとスネたことでしょう。
名前を並べて書くとき、通常は左側に書かれている俳優が格上と見なされ、
スティーヴ・マックィーンの名前が確かに左側に書かれています。
が、右側に名前が書かれているポール・ニューマンのほうが位置が高い。
ポール・ニューマンのほうが5歳上なのだし、敬意を払ってもいいところ、
なんかスティーヴ・マックィーンって器ちっせぇと思ってしまう話ですよね。(^^;
 
前述の『ブルース・ブラザーズ』を観たときと同じことを思う。
今ならCGでなんとでもできるでしょう。
45年前にこれをどのように撮ったのか、凄いです。
ミニチュアを製作したのだろうかと考えると、職人技に驚く。
たとえば『スカイスクレイパー』(2018)と見比べたとき、
『スカイスクレイパー』のほうが映像は綺麗でしょう。
今時の作品のほうが迫力もあるかもしれない。
でもこの時代に「手」でつくられたパニック映画だと思うと感慨深い。
 
見応え十分。
器ちっせぇ男でも、スティーヴ・マックィーンはやっぱり格好よかった。

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