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『カリフォルニア・ダウン』

2015年09月20日 | 映画(か行)
『カリフォルニア・ダウン』(原題:San Andreas)
監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン,カーラ・グギーノ,アレクサンドラ・ダダリオ,ヨアン・グリフィズ,
   ポール・ジアマッティ,ヒューゴ・ジョンストーン=バート,アート・パーキンソン他

これも109シネマズ箕面にて。
前述の『天空の蜂』のほうが集客率が高いだろうと思っていたのに、
なぜかこっちのほうが老若男女を呼び込んでいるようです。
テロものよりも災害ものにみんな呼び寄せられるのか。
そうじゃなくてドウェイン・ジョンソン人気なら私は嬉しい。

ロサンゼルスの消防局で救難ヘリのパイロットを務めるレイ。
リーダーとして部下や同僚の信望厚く、
どんな困難な状況でも救出を完遂する優秀なパイロットだが、
仕事に追われるあまり、家族を顧みることができずにこれまで来た。
別居中の妻エマとはまもなく離婚するだろう。
大学生の愛娘ブレイクと会う機会も思うようにつくれないまま。

ある日、ネバダ州で大地震が起き、レイは救助活動へと向かう。
続いてカリフォルニア州を縦断するサンアンドレアス断層が動き、
とてつもなく大きな地震が一帯を襲う。
レイは高層ビルの上層階に取り残されたエマを電話で誘導、間一髪のところで救出する。

ところが安心したのも束の間、今度はブレイクからSOSを求める電話が。
ブレイクは、エマの再婚相手となるはずだったダニエルと一緒にいたが、
ダニエルは自社ビルの駐車場で車内に閉じ込められたブレイクを置き去りにし、
ひとりでとっとと逃げたらしい。
たまたまダニエルのもとへ入社の面接に訪れていた青年ベンとその弟オリーが
ブレイクを助けに駆けつけ、3人で行動を共にしていた。

あちこちのビルが倒壊し、津波にまで見舞われて騒然とするサンフランシスコ
通信が途切れてどこにいるのかもわからないブレイクを助けようと、
レイとエマは上空から必死に探すのだが……。

レイが助けるのは家族のみ。
もちろん、道中逃げ惑う他人を安全な場所へと誘導することも忘れませんが、
「家族がどこそこに取り残されている」と報告するレイに
「おぉ、行ってきな」という上司の言葉に私は拍子抜け。
そりゃ他人よりも家族が大事に決まっているけれど、
もっと大きな話かと思っていたので、ちょっと驚きました。

ブレイクのデカすぎる胸には女の私でも気を取られます(笑)。
対する純朴すぎる青年ベンと生意気さも可愛い少年オリー。
ベン役はもうちょいイケメンのほうがよかったなぁと思っていたら、どうしてどうして。
話が進むにつれて、誠実で素敵な青年に見えてくるから不思議。
父親から非常時のあれこれを教わっていたブレイクも頼もしく、
地震学者役のポール・ジアマッティは相変わらず何でも来い。
懐かしのカイリー・ミノーグがダニエルの妹役だかなんだかで、
あっというまに死亡する気の毒な扱いでした。
それでもちゃんと台詞がある分、『アルマゲドン』(1998)の松田聖子よりはマシか。

私の隣席だったオジサン、泣きすぎです(笑)。
泣きすぎやろとツッコミを入れたくなる人がいるのは『インポッシブル』(2012)以来。
これも『天空の蜂』と同じく、高所恐怖症の人はチビるかも。

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