夜な夜なシネマ

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今年観た映画50音順〈は行〉

2022年12月29日 | 映画(は行)
《は》
『HUSTLE/ハッスル』(原題:Hustle)
2022年のアメリカ作品。Netflixにて配信。
スタンリーはNBAのチーム、フィラデルフィア・セブンティシクサーズの有能なスカウトマン
各地を転々としては有望選手を探すこの仕事に疲れていたところ、
彼を高く買うチームオーナーからアシスタントコーチ就任を命じられて喜ぶ。
ところがオーナーが急逝し、ボンクラ息子のヴィンスが後釜に座り、
スタンリーは再びスカウトマンに戻らされてしまう。
スペインで彼が見つけたのは、建設現場作業員のボー。
若くしてシングルファーザーのボーをなんとしてでもNBAの選手にするべく、
スタンリーはボーをアメリカへと連れ帰るのだが……。
スタンリー役のアダム・サンドラーを久々に見たらオッサンになっていましたが、
スポーツ映画はやっぱりいいですよねぇ。胸が熱くなる。
本物のNBAの選手がわんさかゲスト出演しています。
エンドロールを見たら“himself”だらけで笑いました。
 
《ひ》
『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』(原題:Hitman's Wife's Bodyguard)
2020年のアメリカ作品。TSUTAYA DISCASにてDVDレンタル。
『ヒットマンズ・ボディガード』(2017)の続編。わぉ、前作未見じゃあないか。(--;
一流のボディガードだったマイケル(ライアン・レイノルズ)は、
ある出来事がトラウマになって立ち直れず、休暇を取ろうとカプリ島へ。
ところが休暇先で宿敵の殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)の妻ソニア(サルマ・ハエック)と遭遇。
ソニアによれば、ダリウスがマフィアに拉致されたらしく、救出につきあわされることに。
ダリウスこそマイケルのトラウマの根源なのに……。
マイケルに対するダリウスとソニアの扱いが雑すぎて気の毒になるほど(笑)。
アントニオ・バンデラスはともかく、モーガン・フリーマンが悪役で驚いた。
ボディガードにも賞があるなんて初めて知りました。これホント?
まぁ、要人の格もそれぞれでしょうから、ボディガードのレベルも違いますよねぇ。
 
《ふ》
『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』(原題:Botero)
2018年のカナダ作品。TSUTAYA DISCASにてDVDレンタル。
そういえば見たことのあるユーモラスな画風のフェルナンド・ボテロ。
どんな人物も動物もいわゆる太っちょ、静物ですら膨らんでいるかのように見える絵。
こんな画風だから、のほほんと暮らしてきたアーティストなのかと思いきや、
コロンビアのメデジン出身。そう聞いただけで過酷な環境に思えます。
息子のひとりを亡くし、悲しみに暮れる彼が書いた男児の絵には胸打たれ、
憧憬の対象だったピカソと自分の作品が並べられた展覧会にはこちらも嬉しくなる。
 
《へ》
『ベスト・フレンズ・エクソシズム』(原題:My Best Friend's Exorcism)
2022年のアメリカ作品。Amazonプライムビデオにて配信。
舞台は1988年。高校2年生の内気なアビーと快活なグレッチェンは親友同士。
まもなくグレッチェンは両親に帯同して引っ越す予定で、アビーは悲しくて仕方がない。
思い出を作りたい週末、ふたりは同級生のマーガレットとグリーも共に過ごす。
途中、マーガレットの恋人ウォレスが持ち込んだLSDを全員が摂取。
そのせいもあってハイになったマーガレットがアビーに無神経な発言をしたことから、
アビーはその場を立ち去り、グレッチェンが追いかける。
ふたりは森の奥に建つ廃屋へと足を踏み入れるが、そこは昔、殺人があったと言われる場所。
何者かの気配を感じて慌てて逃げ出したところ、グレッチェンが転倒。
その後、現場に戻ったアビーに救出されたものの、グレッチェンの様子が明らかにおかしく……。
ホラーコメディですが、悪魔に憑依されたグレッチェンの姿はそれなりに怖い。
悪魔祓いを引き受けるマッチョな男クリスチャンの頼りにならないことといったら(笑)。
上から数えて63番目の悪魔アンドラスは果たして本当にいなくなったのかしらん。
本作の人気次第では続編も作られそうな雰囲気です。
 
《ほ》
『ホーム・チーム』(原題:Home Team)
2022年のアメリカ作品。Netflixにて配信。実話に基づく。
2010年のスーパーボウルで優勝へと導いたヘッドコーチ、ショーン・ペイトン。
しかし2年後、敵チームの選手に怪我を負わせた自チームの選手に報奨金を出したとして
活動停止処分を言い渡される。処分撤回を求めるもすぐにはどうにもならない。
処分が解けるまでの間、元妻と息子コナーが暮らすテキサスを訪れたショーンは、
コナーが所属する少年アメフトチーム“ウォリアーズ”を見に行くが、
かつて1勝もしたことのないチームで何もかもボロボロ、あまりに弱い。
住民たちはショーンの不祥事を知ってはいるが、名コーチであることは事実。
皆から期待を寄せられて見て見ぬふりもできず、コーチを引き受けるが……。
試合を楽しめと子どもたちに言っていたはずが、いつのまにか勝利至上になっている。
ゲロしまくりのシーンは不要でしたが、スポーツドラマの定番として楽しい。
プレイブックを理解できない子どもたちにチップスを使って説明するところ、最高です。

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