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『フォーリング・フォー・クリスマス』

2022年12月11日 | 映画(は行)
『フォーリング・フォー・クリスマス』(原題:Falling for Christmas)
監督:ジャニーン・ダミアン
出演:リンジー・ローハン,コード・オーヴァーストリート,ジョージ・ヤング,
   ジャック・ワグナー,オリヴィア・ペレス,ショーン・J・ディリングハム他
 
これも先月半ばに配信が開始されたNetflixオリジナル作品です。
リンジー・ローハン9年ぶりの主演作との触れ込みで、
きっとアカンやろと思いながら、でも観なきゃ文句も言えないし。
 
冒頭だけで観るのをやめようかと思ったぐらいです。
とにかく久しぶりに見るリンジー・ローハンが痛々しい。
いったいいくつになったのか、40代かなと思ったら36歳らしい。
こんなお嬢の役をするなら、せめて20代じゃないとキツイでしょ。
彼女が20代に見えるかというと、到底ムリ。
 
雄大なスキー場に建つ、大人気の高級リゾートホテル
社長のボーリガード・ベルモントの娘として生まれたシエラは、ビジネスセンスゼロ。
致し方なくボーリガードは彼女のために無理矢理つくった肩書きを与える。
 
彼女の恋人はインフルエンサーのタッド・フェアチャイルド。
ある日、タッドはシエラを誘い、ひと気のない雪山でプロポーズ。
喜ぶシエラだったが、強風で体勢を崩してタッドと共に滑落してしまう。
 
別々に転がり落ちたふたりのうち、シエラを見つけて救出したのは、
麓の安宿“スノースターロッジ”を切り盛りするシングルファーザーのジェイク・ラッセル。
病院に運ばれたシエラは意識を取り戻したものの、記憶喪失を起こしていた。
 
シエラがこんな目に遭っているというのに、
タッドと旅行していると思われているから、数日帰らなくても誰も探しに来ない。
彼女が誰なのかを知る由もないジェイクは、しばらく彼女の世話をする。
 
記憶は失っていようともお嬢様気質が抜けず、最初はわがままだったシエラだが、
ジェイクや彼の一人娘と過ごすうち、段々と馴染んできて……。
 
展開丸わかりですよね(笑)。
シエラとジェイクがいい感じになったときに父親と婚約者がやってきて、
お嬢は元のお嬢生活に戻るけど、最後はジェイクとハッピーエンドという。
そうです、その予想と1ミリも違いません。
 
しかし、お嬢を演じるにはきついリンジー・ローハンをいつしか見慣れ、
相手役のコード・オーヴァーストリートも地味よなぁと思いつつ好青年ぶりを発揮していて、
まぁ観られないこともないよなぁという感じになってきて、
不覚にも途中泣いてしまったじゃあないですか。こんな「あるある」な展開なのに。
 
つまり私は結局、雪とクリスマスとロマコメに弱いってことでしょうかね。
おヒマな方はどうぞ。明るい気分にはなりますから。
『フォーチュン・クッキー』 (2003)のリンジーはどこへ行ったのやらだけど、
一応応援したいです。さんざん挫折は味わったはず。もう道をそれないで。

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