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『アダム&アダム』

2022年03月17日 | 映画(あ行)
『アダム&アダム』(原題:The Adam Project)
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ,マーク・ラファロ,ジェニファー・ガーナー,ウォーカー・スコーベル,
   キャサリン・キーナー,ゾーイ・サルダナ,アレックス・マラリ・Jr.他
 
2022年のアメリカ作品。
先週金曜日に配信開始になったばかりのNetflixオリジナル作品です。
大好きなショーン・レヴィ監督ですもの、早く観なくちゃ。
 
12歳の少年アダム・リードは、科学者だった父親ルイスを4年前に亡くし、母親エリーと2人暮らし。
アダムの悲しみが癒えないままでいるのに、エリーはそうでもないのか、
職場の男性と食事に出かけたりしているのが子どもとしては許せず、
ついつい母親が困ることばかりしでかして、反抗的な態度を取ってしまう。
 
いじめっ子に刃向かって派手に喧嘩、停学処分を食らったアダムがひとりで家にいると、
可愛がっている愛犬ホーキングが激しく吠える。
何事かと思ったら、見知らぬ男が負傷して敷地内にいるではないか。
咄嗟に身構えるアダムだったが、相手に制止されて話を聞くと、
その相手は2050年からやってきた自分、つまり28年後のアダム。
 
28年後のアダムによれば、2050年には時間旅行ができるようになっているらしい。
その時間旅行を発明した人こそアダムの父親ルイス。
ところが、ルイスに資金を提供していた良き協力者のはずのマヤ・ソリアンが裏切り、
世界を手に入れるべくルイスを抹殺、2050年は彼女が支配するディストピアとなっていた。
 
時間旅行の発明をなかったことにすればこの世界は変えられると、
28年後のアダムの妻でやはり科学者のローラが発明時期の2018年へ。
さっぱり2050年に戻ってこないローラを探すため、
同じく2018年に飛ぶはずだったアダムが誤って2020年に来てしまったと言う。
 
タイムジェット機に乗ってたどり着いたものの、
負傷中の28年後のアダムは操縦不適格者と機械に見なされて再乗機できない。
致し方なく、同じDNAを持つ12歳のアダムに協力を求めるのだが……。
 
SFはなんだか難しくて、いつも楽しく観ていても、その実、理解できていません。
本作もなんとなくわかっているだけで理論は全然わからない。でも楽しかった!
 
12歳のアダムを演じるウォーカー・スコーベルがめちゃめちゃ可愛いのです。
小生意気で、要らんことしぃで(笑)、でも愛らしい。
髪の毛の色も違うのに、彼が大人になってもライアン・レイノルズにはならんと思うけど。(^^;
 
チビでいかにもひ弱そうなアダムが、28年後の自分を見て興奮します。
「筋肉ムキムキ、どうやったらそうなるの!?」「学生の頃、モテた!?」と質問攻めにする姿が可笑しい。
28年後のアダムが「一大事なのに、自分が童貞を卒業できたかどうかがいちばん気になるんかい」と言い捨て、
それを聞いて「できたんだ!」と喜ぶのがまたカワイイ。
 
マーク・ラファロ演じる父親と再会するところもイイ。
3人でキャッチボール、ちょっと泣いちゃいます。
 
2050年のソリアン、キャサリン・キーナーのでっぷり感が怖いんですけど。
2018年の彼女とどちらが修正なしですか。2018年のほうであってほしい。
 
10年前に原案が出たときは、トム・クルーズ主演で考えられていたそうな。
これを観たあとではトム主演というのはちょっと考えにくい。それもまた観たかったような。
 
とにもかくにもショーン・レヴィ監督、これからも楽しい作品をよろしく!

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