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『悪魔祓い、聖なる儀式』

2017年12月05日 | 映画(あ行)
『悪魔祓い、聖なる儀式』(原題:Liberami)
監督:フェデリカ・ディ・ジャコモ,フランチェスコ・ヴィルガ

右脚を溝にずっぽり突っ込んで負った傷はなかなか癒えず、
太ももから足首にかけてパンパンに腫れたまま。
土曜日は4本ハシゴするつもりだったけれど、本調子には程遠く。

人間の身体って不思議なものです。
汚い話で申し訳ありませんが、私は便秘知らずです。
1カ月の間に「出ない」日は1回あるかないか。
仕事中に水分を大量に摂取するため、「小」のほうも頻繁(笑)。
ところが、右脚を負傷してからの数日間、どっちも出ない。
身体が水分や栄養分を負傷箇所に回そうとしているのか。
なんか好きだなぁ、こういう「身体が全力で治そうとしている」という感覚(笑)。
手湿疹の酷いときもそれを思いっきり感じました。

で、まぁ、腫れはたいして引いていませんが、
便通および排尿回数が普通になってきたので、快方に向かっていることがわかります。
しかし病院へも行かんとこうして痛みに耐える、もうこりゃマゾですね(笑)。

話を戻して。本調子ではないから、4本ハシゴは断念。
1本あきらめて、午後から3本観ました。そのあと普通に晩ごはんに行ったけど。
これはその1本目、シネ・リーブル梅田にて。

『エクソシスト』(1973)で描かれた「悪魔祓い」、いわゆる“エクソシズム”。
イタリア・シチリア島のカタルド神父は、悪魔祓い師(=エクソシスト)。
彼の教会へは、悪魔に取り憑かれたと信じる人々が連日相談に訪れています。
カタルド神父とさまざまな信者の姿に密着したドキュメンタリー。

なんというのか、ビミョーです。
こんなことを言うのは罰当たりなのでしょうが、いろいろ信じがたい。

確かに何かに取り憑かれたように暴れ苦しむ人もいますが、
それが悪魔憑きなのか病の発作なのか。
また、信者の相談内容が「子どもが言うことを聞かなくて困る」だったりして、
神父の返答は「悪魔のせいだ」とか、「母親の信心が薄いせいだ」とか。
反抗期の子どもにはすべて悪魔が憑いているとでもいうのかしらん。
電話でお祓いなんてのも個人的にはあり得んし。

わからん、あり得んと思いながら観ていたわけですが、
世界的には悪魔祓い師の需要は急増している様子。
イタリアの大学には「悪魔祓い師養成講座」もあるのだとか。
その講座は聴講してみたい気もしますね。

お祓いや相談に対する報酬の有無が気になるところ。
無料ならば立派なものですけれど、
いろいろと疑ってしまう私は信仰心が薄い。(--;

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