『サイレント・トーキョー』
監督:波多野貴文
出演:佐藤浩市,石田ゆり子,⻄島秀俊,中村倫也,広瀬アリス,井之脇海,
勝地涼,毎熊克哉,加弥乃,金井勇太,財前直見,鶴見辰吾他
109シネマズ箕面にて、前述の『約束のネバーランド』の次に。
これも義父が亡くなった日にオンライン予約していた1本で、改めて鑑賞。
原作は秦建日子の同名ベストセラー小説。
どうせガセネタだろうと、下っ端社員・高沢(金井勇太)と来栖(井之脇海)が現場へ遣られるが、
ふたりはそこのベンチに座ったままの主婦・アイコ(石田ゆり子)から呼び止められる。
アイコによれば、自分は爆弾テロの犯人から指示を受けて巻き込まれただけ。
ベンチの下には爆弾が仕掛けられており、
自分は今から犯人の指示で行動しなければならないから、
高沢に自分の代わりにここに座っていてほしいと。
アイコは来栖には今後しばらく共に行動してほしいと言う。
爆弾処理班が現場に到着するが、高沢の後方のゴミ箱が爆発し、一帯は騒然とする。
その後、犯人は首相(鶴見辰吾)との生対談を要求。
首相が応じないならば新たに爆破すると犯行を予告するのだが……。
わ、こうしてあらすじを書いてみたら、
刑事役の西島秀俊も書くところがない(笑)。
ある種の群像劇とも言えるから、どうやって書けばいいのか困ります。
いったい誰が何の目的でテロを起こしているのか読めず、
これも睡魔に襲われることなく最後まで観ました。
唖然とするしかないのは、テロが予告された現場に乗り込む野次馬の数。
その馬鹿さ加減に、申し訳ないけれど自業自得と思ってしまう。
もしも本当にこんなことがあれば、映画みたいな状況になるかも。
エンタメ寄りの反戦映画。
娯楽作品であっても、反戦について考えるきっかけになれば。