🎵 可愛いお客さまが、「独活(ウド)のきんぴらをどうぞ」って。

４月２９日（日）　晴

全国的に夏日だとＴＶでは言っているけれど、寒がりさくらは、今も冬装束だ。

夏装束の香代子さんと孫のそらちゃんが「独活の酢の物と皮のきんぴらを、どうぞ」って。
これはこれはのシャキシャキ感と特有の季節のあじわい。

３０年も昔のこと、亡夫と香代子さんと山独活を採りに行ったりした。
お互いの夫婦とも、山野草が好きであった。

とりわけ、食べられる山野草と採集が好きであった。

今年も、「野草の天ぷらパーティ、したいね」と言いながら、金つなぎの花追い修行旅でうろうろしているうちに時期を逸したのだった。

　　　　　　　　　　　　　　　

夕方近くに畑に行った。

とにかく、夏野菜の植え付けを、今年こそは時期を違えないように、と決意だけは固いので、たとえ１時間でも畝作りと草引きをしなければ！

麗華ちゃんは、午前中も来ておられたそうで、ほんとうに美しい畑を作っておられる。
縁あって大阪から畑作りに通い、帰りたくなくなって名張に定住された麗華ちゃん。　今では、日本語教師の職に就いて畑作にも一段と気合いが入るみたい。

散歩がてらに覗いてくださった渡邊さんと、「はい、ポーズ♪」
…もうじき、日が暮れる。

　　　　　　　　　　　　　　　

麗華ちゃんは、プロの農婦♪
さくらは、素人の農婦！

　　　　　　　　　　　　　　　

畑からの帰途、山の端から月が昇ってきた。
「あ、満月！」

　　　　　　　　　　　　　　　

お向かいの息子さんが出かけるところに行き合わせ、「お兄ちゃん、きれいな満月よ♪　願いを叶えてくれる…。　あら？　今写真を撮ったばかりなのに、家の影に隠れてもう見えない！」

お兄ちゃんは、空き地まで見に行かれて、「あった、あった。　満月や」と。
「ねっ、願いが叶うわよ♪　ほんと、よ！」
さくらも、重ねる、

…なんて、おせっかいな老婆だこと。