♪裏庭で夫が遺した土筆を摘み、 長野からの林檎を喜ぶ！

４月３日（金）　雨

各地で春の嵐が吹き荒れ、生憎の花散らしの雨となったけれど、残る桜が私たちを待っていてくれる。

雨の晴れ間に庭に出て、裏に回ったら亡夫が私のために植えていってくれたどくだみとスギナが新芽を出している。

腫れ物に効くどくだみ、利尿効果のあるスギナ。
毎年の春を伝えて、今年で２１年目になる。

生前の彼に私は、この優しさに報いる、どれほどを尽くせただろう。

思い返すと、むざむざ、やすやすと彼を逝かせてしまった後悔ばかりが先に立つ。

「おや？、土筆！」
足元に細々とした土筆が、…あらら、あちらにも、こちらにも。

春。
春愁。
土筆が運ぶ…

　　　　　　　　　　　　

先日、金つなぎの病友がたと注文してあった、長野・小林農園さんからの林檎が届いた。
低農薬・有機農法で、１個ずつ日当たりをよくするため手で回すのだそうだ。

手間暇かけてもらった小ぶりの林檎は、箱を開けたとたんの芳香で、私をとりこにする。
「ようこそ、名張の我が家へ！」

小林林檎を紹介くださったのは、病友の高見美沙緒さんで、苑熱意に動かされて最初の注文を出した。

摘果の青い林檎を１０キロ買って、林檎酒、林檎ジュース、林檎酢などにチャレンジしてみた。
面倒な取り組みにチャレンジしたのは、この未成熟果のポリフェノール価が、成熟果の４～６倍の含有度を示すと知ったからだ。

なにはともあれ小林林檎、さくらのＭｙ-ｂｏｏｍ　のひとつである。