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さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪お彼岸終わりの今日、 鳥羽と松阪の墓参に行く

2014年03月23日 22時47分15秒 | さくら的非日常の日々
3月23日(日)晴

午前9時半、パパ一家と5人で一路、鳥羽市の西念寺さんに向かう。
今回はいつも同道してくれる茨木の次男一家が、消費税値上げ前に自宅を新築し、引越支度で不参となった。

墓所の高みに、亡夫の実家、廣野氏の初代佐内さん夫妻の墓石とその子供の墓石2基が並んでいる。

その後二代秀一郎、三代新次郎、四代佐内、五代博民と続いて、六代が我が家の長男、パパこと真木(まさき)である。

廣野氏はその後、二代秀一郎さんから松阪の同じ浄土宗の清光寺さんの檀家にしていただき、祖父の代には檀家総代のお役を務めさせていただいたりしながら、今に至っている。

「仏事にお金をかけたり、時間を費やしたりするのはおかしい。 反対です」とおっしゃる方も多々おられるけれど、さくらは抗がん闘病中に、わずか3日の発症と闘病で、あっという間に夫に先立たれ、【余命半年】の覚悟を余儀なくされたこの身は、浄土宗に帰依する仏教徒であったご先祖さまと亡夫とに、励まされ支えられ、縋らせていただいて人生の修羅場を乗り越えたという、明確な思い出がある。

古臭いと言われ、時代遅れと言われようとも、さくらは仏事に費やす時間とお金を、毛頭惜しいとは思わず、むしろ本当に有難い、と思うものである。

【難有り、有難し】
心から、そう思う。

有難い(有るはずがないほどの)難儀に見舞われたからこそ、だからこそ、真底から『ありがたいなぁ』と思われる。

お彼岸の行事は、ほんとうに有難い!

これが古臭いとされるなら、それも良し。
長男とは、「こういうしきたりをきちんと守って、最後に滅びていく家族でいようね」と話し合ったりしている。


         

お仏壇の生花の奥の高杯には、お彼岸の積団子が上げられている。

サランラップにくるまれているのは、虫等が来てもらいたくないからで、仏陀のみ教えに従えば、【生きとし生きるもの皆分かち合うべし】なのだけれど…と、少し悩んだりするさくらです。

      

妙子ねえさんの遺影の前も、花盛り♪
左端の赤い実は、昨年12月に活けた南天の実!
我が家のお仏壇の花々は、ほんとうに長く保つの。

理由は?
仏間が、お給仕のとき以外は薄暗く、冬の間は冷蔵庫の中のように冷えているからかしら?

毎朝、般若心経を聴いているから?

いずれにしろ、小さな不思議、不可思議!
天のおはからい♪


       

長い高い石段を、子どもたちは足取り軽く上がって行く。
膝が弱ってきたらしいさくらは、ゆっくり躓かないようにのぼって行く。

後ろから来たパパに気遣われ、手を引いてくれそうになったので、慌てて断った。

「なんのこれしき、…負けるもんか!」
急に元気が出た。


      

松阪に戻り、亡夫とさくらの比翼墓に詣でる。
ここでも、般若心経を一巻上げさせていただき、心に深い満足を覚える。

有難いなぁ。

      

実家の森家のお墓は、当代の英登くんの妻・るり子さんが若くして逝かれてから、いつも新しい美しいお花で溢れている。

実家の母上さまや、友人がたのおかげ。
妙子ねえさんの友人がたのおかげ。

有難いなぁ。
有難いなぁ。

有難うございます。



    

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