♪懐かしい季節の味わいが、ひとしおうれしい…

割烹「純」のお弁当（１５００円）は、旬の野菜を意外な味付けでおいしく食べさせてくれるのが魅力の逸品だ。

抗がん闘病中の私は、この味に惹かれ、度々病院を抜け出して楽しんだ。
「近いうちに死ぬんだもの、体に良いおいしい物をいただかなくては！」と思っていたのだった。
自らを【死に行く身である】と自覚しているのに、「体に良い食事をしよう！」と決めていた自分のアンビバレントな日々が、ほんと、笑える～。

今日のレシピは、野菜のキューブサラダ、カリフラワ－の梅和え、かぼちゃとしいたけ、菜花、人参、生麩の焚き合わせ、モズクの酢の物天盛りはとろろ芋、イカと訳議のヌ酢味噌和え、マグロとあおりイカのおつくり（ツマは黒白大根の染め分け）、切干大根の胡麻マヨネーズ、赤だし、バナナ。

…で、今日のいち押しは切干大根の胡麻マヨネーズ♪
薄味に煮含めた切干大根を「ギュっとしぼって、胡麻マヨネーズで和えるの♪」とおかぁちゃん。　オリジナルレシピは、つねに一工夫が凝らされている。
そっかぁ、薄味で煮含めておくんだ。
それが、おいしくいただける隠し味なんだね。