さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 名張市がん・難病相談室のお客さまに、「入院が決まりました!」と明るく言われて…

2021年11月20日 23時01分58秒 | さくら的非日常の日々
11月20日(土)  晴

午前中、長男が【祈りの電飾】の取り付けを手伝いに来てくれた。
数年前に「少し手伝うよ」と言ってくれたのに、「見送った方への思いや、頑張っておられる方々への激励は、私にしかできないの」と言って断った経過を思い起こす。

恥ずかしくも、尊大であった。
あの日、意気軒昂であった私も、今日は青息吐息で1万球を超える電飾を取り付けるようになった。
情けなや。
                       ◆
午後は、11月度の「名張市がん・難病相談室」開催のため、名張市勤労者福祉会館に行く。
ほどなくサトウ氏が来所され、「がんセンターに入院が決まりました!」と嬉しそうだ。

原発巣不明の消化器系がんが、動き出したとおっしゃる。
3か月前の相談室に来られてから、翌月には数十冊のがん関連図書を寄贈してくださり、【彼(敵=がん)を知り己を知らば百戦殆からず】と孫子の兵法さながらの闘病姿勢を披歴してくださった。

今日も関連書を7冊持参なされ、二人で『名張市がん・難病相談室付属図書さろん(仮称)』の話で盛り上がった。
市の関連部署では室長さんも担当さんも前向きに対応してくださっているけれど、OKのお返事は未だいただけてない。

「必ず、実現しますよ♪ させましょう!」
サトウ氏の表情が一段と明るくなり、手術に向かう覚悟をひとしきり語って帰られた。

がんは、生活習慣病の一種であり、百人百様の老化病である。
また遺伝子の病でもあり、ある種の細菌やウイルスによる伝染病でもある。
捕まえどころのない疾病ではあるけれど、国の対がん総合戦略も20数年を経て、取り組みの内容も多岐にわたり、何より術式や抗がん剤の研究が飛躍的に進化した。 さくらの、術後28年に及ぶ経験則と、共に歩んだ病友がたとのそれらを参考に申し上げるならば、①がんを病んだら綿密な検査結果を得て、いち早く最適な治療計画を立てる②同時並行で食事・栄養療法、軽作業・運動療法、眠れないことを嘆かない各自に合った睡眠療法(「睡眠不足で死んだ患者はいない」=さくらの主治医、脇本明憲Dr)、日帰り温泉などを利用した温浴療法などに取り組む③自分自身で自らを励まし、がんとの負けられない戦いに立ち向かう闘争心を常に養う…などの、【先手必勝戦法】で、必ず勝ちに行く! 【備えあれば憂いなし】の心境で、見えない敵を追い詰めに向かわれるサトウ氏と、時間いっぱいお話して相談室業務を終えた。

OK、大丈夫ですよ!
                       
がん相談を終えてドコモショップに行き、携帯電話の不具合を少し直していただいた。
夜に大阪の次男も帰省して母子三人会となったけれど、何しろ朝から出ずっぱりで、もう、食事の用意をする時間が無い。
オープンしたばかりの「花いかだ」で夜のおまかせコースをいただくことになった。

先付けからデザートまで、全12品。
いずれも、美味・馥郁の味わいに、吟味された器に盛りつけの妙が相まって、さすが関西の貴賓室と称される奈良ホテルの前和食総料理長の腕前だけのことはある、と三人こもごもに感じ入る。
                       
検査を控えた長男はウーロン茶、次男はビール、さくらは口切りの『百年の孤独』。 宮崎・黒木本店醸成の麦焼酎だ。

手に入れ難い一品は、開店のお祝いに届いたものらしく、有難くも口切りの一献をいただけることになった。
ガルシア=マルケスの『百年の孤独』が名前の由来であろうかと推察するけれど、あの、ノーベル文学賞作家のひそかな建国と衰退の物語を想い返しながら、まるで上級のウイスキ―のようなオークの香りを愛でつつ、オンザロックでいただく。

のど越しから胸いっぱいに広がる豊潤な味わいと、ガツンとくる力強さに、ワンショットでほろ酔い・さくら♪

田中料理長、ご馳走さまでした!



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