「ブリティッシュ・ロックの王者:紫神=ディープ・パープル(シンコー・ミュージック)」 by Mr.Rapport
ボクはロック関連の書籍・雑誌の大半を処分・寄贈しており、手元にあるのはごくわずか。そのひとつがコレ。初版は1976年の3月10日。高校卒業直前に買った記憶がある。
以来、数年間はボクにとってバイブル的な存在の本であったが、みんブロ投稿を機に改めてざっと読み直してみたら、けっこういい加減なことが書かれてあるんだよね。
バンドの結成から75年の来日までをストーリー仕立てに構成した「ディープ・パープルの軌跡」と題された本編は創作の臭いがプンプン(改訂版では解散まで描かれている)。
資料編ではごていねいにブートまで紹介されているのだけれど、「SONIC ZOOM」なんか、「当時はリッチーよりジョンの方がオン・ステージでは暴れていたようだ」と根拠のないことが平気で書かれてあったりする。もっとひどいのは、74年の「LIVE AT KILLBURN」の紹介欄。「イアン・ペイスの話によると、このツアーはリッチーがディープ・パープルのメンバーとして最後のツアーであるという事で、全員が張り切り演奏ものりにのった最高の出来だった」とウソ八百が書かれている。録音も1975年晩春とクレジット。
しかし、他人のことをとやかく言える立場ではない。実は当時のFC会長さんの依頼で、提供された資料を元に、自分も執筆の一部を担当(初版本でいえば、266頁~269頁にかけての「こぼれ話」と271頁の人気投票の項目)。その資料もかなりいい加減なものだったように記憶している。
でも、この本の資料編に紹介されているディスコグラフィーを参考に、キャプテン・ビヨンド、ウォーホース、トラピーズなどに手を出したのも事実。
いい加減なんだけれども、いっぽうでありがたい本なのである。
ボクはロック関連の書籍・雑誌の大半を処分・寄贈しており、手元にあるのはごくわずか。そのひとつがコレ。初版は1976年の3月10日。高校卒業直前に買った記憶がある。
以来、数年間はボクにとってバイブル的な存在の本であったが、みんブロ投稿を機に改めてざっと読み直してみたら、けっこういい加減なことが書かれてあるんだよね。
バンドの結成から75年の来日までをストーリー仕立てに構成した「ディープ・パープルの軌跡」と題された本編は創作の臭いがプンプン(改訂版では解散まで描かれている)。
資料編ではごていねいにブートまで紹介されているのだけれど、「SONIC ZOOM」なんか、「当時はリッチーよりジョンの方がオン・ステージでは暴れていたようだ」と根拠のないことが平気で書かれてあったりする。もっとひどいのは、74年の「LIVE AT KILLBURN」の紹介欄。「イアン・ペイスの話によると、このツアーはリッチーがディープ・パープルのメンバーとして最後のツアーであるという事で、全員が張り切り演奏ものりにのった最高の出来だった」とウソ八百が書かれている。録音も1975年晩春とクレジット。
しかし、他人のことをとやかく言える立場ではない。実は当時のFC会長さんの依頼で、提供された資料を元に、自分も執筆の一部を担当(初版本でいえば、266頁~269頁にかけての「こぼれ話」と271頁の人気投票の項目)。その資料もかなりいい加減なものだったように記憶している。
でも、この本の資料編に紹介されているディスコグラフィーを参考に、キャプテン・ビヨンド、ウォーホース、トラピーズなどに手を出したのも事実。
いい加減なんだけれども、いっぽうでありがたい本なのである。