2013.06.15(土)
ボクには行きつけのロック・バーが都内に二軒ある。一つは「X」(店名も場所も非公開)。一つは「りんご」。
ボクはこの二つのロック・バーを微妙に使い分けている。
誰にも邪魔されることなく一人で腰を落ち着けてお酒を飲みたいとき、気のおけない仲間とゆったりとおしゃべりを楽しみたいときは「X」に行くようにしている。
逆に、オヤジの面々とはしゃぎたいとき、大音量でロックを聴きたいときは「りんご」に行くようにしている。
前者の「X」のマスターから、Climax Blues Bandの唯一のオリジナルメンバーだったコリン・クーパー(Vo)が2008年にガンで死んだことを聞かされたのは先月中頃のことだった。マスターも最近知ったらしいのだが、自分もビックリ。
ブリティッシュ・ブルース・ロックはジョン・メイオール、グラハム・ボンド、サヴォイ・ブラウン、初期のフリートウッド・マック、アレクシス・コーナーといろいろ聴いてきたけど、生理的にはClimax Blues Bandが一番合っていたみたい。
そうと知ったからには、これはもう「りんご」でコリン・クーパーの追悼をするしかない。ということで、今回は相方と近くの居酒屋で焼きとりを頬張り、ハイボールで流し込んだ後、久々の訪問。
店に入るなり、店主から「今週、ちょうど30人目の客。相方が31人目」といわれる。けっこう、繁盛しているじゃないか。
早速、Climax Blues Bandの以下の4曲をリクエスト。「You make me sick」「Going to New York」「California Sunshine」「Couldn’t get it right」
ところで、ボクは「りんご」に行くと、バーボンのロックを頼むことが多いのだが、そのたびにマスターに感心してしまうことがある。毎回、バーボンをグラスになみなみと注いでくれるのだ。他のお店の倍ぐらいはあるだろう。だから、お得感もあるし、二杯も飲むと、けっこう酔いがまわってくる。
マスターの見えない「心配り」、見える「サービス」には頭の下がる思いである。
ちなみに、相方は「Marvin Gaye & Diana RossのMy Mistake」「Motley CrueのWild Side」などをリクエスト。その相方だが、実は「りんご」に一緒に行くたびに、すさまじいリクエストをする。あるときはAKB48、あるときはドリフターズ、あるときはクレイジー・キャッツ。今回は、なななんと、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」をリクしてきやがった。 それに触発されたのか、マスターも欧陽菲菲の「恋の十字路」で反撃。こうなると、ボクの出番はもうない。傍観(傍聴)あるのみ。
他にも以下のアーティスト(バンド)の曲がかかっていました(曲名は省略)。ストーンズ。ジョニー・ウィンター。アレサ・フランクリン。天知茂(昭和ブルース)。そして、「昭和ブルースの原曲だ」というマスターの講釈つきで、「Pop TopsのMamy Blue」(確かに似ているね。マスターも最近気づいたらしい)。
おけらさん夫婦ともお会いできましたよ。
ボクは70年代のロックを聴いて育ったので、アーティストはみんな自分よりも年上。ということは、自分が平均寿命まで生きのびれば、先達は当然ながら先に逝く。これから、追悼するアーティストの数も増えるだろう。
そんなアーティストたちが追悼できる場所が身近にあるというのは、とてもありがたいことなのである。
ということで、次回は「りんご」でジョン・ロードの一周忌法要を営もうかと考えています。
ボクには行きつけのロック・バーが都内に二軒ある。一つは「X」(店名も場所も非公開)。一つは「りんご」。
ボクはこの二つのロック・バーを微妙に使い分けている。
誰にも邪魔されることなく一人で腰を落ち着けてお酒を飲みたいとき、気のおけない仲間とゆったりとおしゃべりを楽しみたいときは「X」に行くようにしている。
逆に、オヤジの面々とはしゃぎたいとき、大音量でロックを聴きたいときは「りんご」に行くようにしている。
前者の「X」のマスターから、Climax Blues Bandの唯一のオリジナルメンバーだったコリン・クーパー(Vo)が2008年にガンで死んだことを聞かされたのは先月中頃のことだった。マスターも最近知ったらしいのだが、自分もビックリ。
ブリティッシュ・ブルース・ロックはジョン・メイオール、グラハム・ボンド、サヴォイ・ブラウン、初期のフリートウッド・マック、アレクシス・コーナーといろいろ聴いてきたけど、生理的にはClimax Blues Bandが一番合っていたみたい。
そうと知ったからには、これはもう「りんご」でコリン・クーパーの追悼をするしかない。ということで、今回は相方と近くの居酒屋で焼きとりを頬張り、ハイボールで流し込んだ後、久々の訪問。
店に入るなり、店主から「今週、ちょうど30人目の客。相方が31人目」といわれる。けっこう、繁盛しているじゃないか。
早速、Climax Blues Bandの以下の4曲をリクエスト。「You make me sick」「Going to New York」「California Sunshine」「Couldn’t get it right」
ところで、ボクは「りんご」に行くと、バーボンのロックを頼むことが多いのだが、そのたびにマスターに感心してしまうことがある。毎回、バーボンをグラスになみなみと注いでくれるのだ。他のお店の倍ぐらいはあるだろう。だから、お得感もあるし、二杯も飲むと、けっこう酔いがまわってくる。
マスターの見えない「心配り」、見える「サービス」には頭の下がる思いである。
ちなみに、相方は「Marvin Gaye & Diana RossのMy Mistake」「Motley CrueのWild Side」などをリクエスト。その相方だが、実は「りんご」に一緒に行くたびに、すさまじいリクエストをする。あるときはAKB48、あるときはドリフターズ、あるときはクレイジー・キャッツ。今回は、なななんと、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」をリクしてきやがった。 それに触発されたのか、マスターも欧陽菲菲の「恋の十字路」で反撃。こうなると、ボクの出番はもうない。傍観(傍聴)あるのみ。
他にも以下のアーティスト(バンド)の曲がかかっていました(曲名は省略)。ストーンズ。ジョニー・ウィンター。アレサ・フランクリン。天知茂(昭和ブルース)。そして、「昭和ブルースの原曲だ」というマスターの講釈つきで、「Pop TopsのMamy Blue」(確かに似ているね。マスターも最近気づいたらしい)。
おけらさん夫婦ともお会いできましたよ。
ボクは70年代のロックを聴いて育ったので、アーティストはみんな自分よりも年上。ということは、自分が平均寿命まで生きのびれば、先達は当然ながら先に逝く。これから、追悼するアーティストの数も増えるだろう。
そんなアーティストたちが追悼できる場所が身近にあるというのは、とてもありがたいことなのである。
ということで、次回は「りんご」でジョン・ロードの一周忌法要を営もうかと考えています。