両作品とも「チャウ・シンチー」の才能が遺憾なく発揮された作品だ。
ストーリー展開は、
1. 非常に判り易い敵役がいて、対決しなければならなくなる
ポイントは、「水戸黄門の印籠」的な役割を担う「ありえねー」的な「一発逆転」「満塁サヨナラホームラン」のような「奇想天外」「ウルトラ超絶」「奥義」を生み出し続けることができるかどうかにかかっている。
例えば、「少林サッカー」における「これ」とか 「カンフーハッスル」における「これ」である。 こんな「ありえねー」「奇想天外」な発想は、だれかれできるものではない。ここに、これらの作品の魅力が凝縮しているのであり、また、これこそが、彼、 「チャウ・シンチー」の魅力なのである。このへんのシーンは、何度観ても飽きないし、ストレス解消にはもってこいなのだ。
また、ヒロインの扱い方もわたしの好みなのである。ヒロインが、最初に登場する時は、ヒロインは変身する前の「醜いアヒルの子」として描かれている。ところが、何かをきっかけに、彼女は美しく変身するのだ。「少林サッカー」では、この「醜いアヒルの子」状態が執拗に描かれている。 それだけに、この「変身」が際立つのだ。 そして、これ。 もう鳥肌ものだ。 この彼女の自己犠牲的なアシストによって、主人公の能力は最大限まで引き出され、 強大な敵を打ち破る奇跡的な勝利をもたらすことになるのだ。
「カンフーハッスル」でも、言葉が喋れない彼女が心の支えにしてきた「キャンデー」を主人公が思い出すことにより、彼は奥義開眼する。
一見、彼女は何もしていないように見えるし、彼女に変化はないと思われがちだが、実は、内面における変身は既に始っているのだ。
つまり、彼女は、主人公にあんなにひどいことをされても、彼を信じて待ち続けた。この信じて待ち続けること自体が、彼女の内なる変身なのだ。
彼女の心の中には、彼は必ず成功してわたしの許へ戻ってきてくれるという確信があったに違いない。そして、主人公が彼女のために開いて待っている「キャンデーショップ」へ迎え入れられるというのは、まさに「シンデレラ」そのものではないだろうか。
女はいくつになっても、この「シンデレラ」ストーリーから逃れることはできないのだ。
このパターンを続ける限り、わたしは彼の作品を観続けるだろうし、楽しみに待ち続けるわけである。
minaの最もお気に入りの作品の「ひとつ」・・・あ、「ふたつ」か
当然、ハートは3つ。
ハナマルもあげちゃう。
観ていない方は、是非、観てね。
カンフーハッスル コレクターズ・エディション ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
少林サッカー デラックス版 ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
「愛」がとても伝わってきました。
「そんなにいい映画だったんだ」と再発見してます♪
それにしても画像たくさん載せられて探すのも大変だったんじゃないですか?スゴイですね・・・
チャウ・シンチーの映画は、痛快な気持ちにさせてくれるので、私も大好きです。ついでに彼の名をもじった馳 星周も(笑)。
良かったら、私のブログにも遊びに来てください。映画の事は、偏った事しか書いてないけど(笑)。