minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

大腸憩室

2016年03月25日 | 入院録

去年の12月。

暮れも押し迫ってきて、

今年の年越しは、酒を飲みながら、まったりと紅白歌合戦を見ようと、

ワインやら梅酒やらウィスキー、炭酸水、、、つまみも少々買い込んで、

準備万端であった、、、。

そんなある晩、それは突然やってきた。

 

なんだか、便意を覚えたので、トイレに向かった。

じょぼじょぼじょぼぉぉぉぉ。

そんな感じで出た。

下痢にしては、なんか違和感があるなぁと思って、股間をのぞき込んだら、

血、血、血、、、、真っ赤な血が真っ白な便器いっぱいに飛び散っていた。

水溜りには血の池ができていた。

 

頭の中が真っ白になった。

 

どうしよう、

どうしよう、

どうしよう、、、、

 

とりあえず、後始末をしてトイレから出ようとしたが、

血は容易に流れない。

お尻のまわりも血がべったりとついていて、

トイレットペーパーで拭いてきれいになるような程度ではなかった。

 

下血すると、こうなるのね、、、、とびっくりしながら、

風呂場でシャワーを使って、洗い流した。

 

それから、小学校の同級生で内科医をしている友人に電話した。

彼は開口一番、「俺なんかに電話してる場合じゃない、早く救急車を呼べ」

 

それは正しかった。

 

私は、彼の忠告にしたがって、すぐに救急車を呼んだのだが、

車が到着するまでの15分くらいの間に、

3回も、最初と同程度の下血があり、もう自力では動けなくなっていた。

 

救急隊員が到着したときは、なんとか体裁を保っていたが、

「たてますか」と言われ、立ち上がろうとしたら、

救急隊員の腕の中に倒れこんでしまった。

結局、タンカでマンションの部屋から運び出され、キャリアベットに乗せ換えられ、

救急車まで運ばれた。

その間、振動等に耐えられず、下血してしまった。

そのことを隊員に伝えると、「大丈夫です、それ用の紙パンツもありますから」

と言って、出ても周囲が血で汚れないよう、下着を替えてくれた。

 

この状況では、私も必死になっていて、羞恥心など微塵も起こらなかった。

 

結局、最初の病院に緊急搬送されるまでに、2回程度、下血してしまった。

最初から通算すると、もう信じられないほどの血液が出てしまっている。

 

寒くて、全身がガタガタと震えた。

むろん、気候の影響もあるだろうけれど、そうじゃなくて、体内が冷たくなっていくのを感じた。

救急車に設置してある血圧計は上下とも60台、バイタルを示すメーターは赤いアラームが付きっぱなしだった。

 

15分ほどして、最初の病院に到着、採血したり、CTスキャンを撮ったりした。

最初、担当医は、「入院してもらうことになるから、、、」と言っていたのに、

30分もすると、

「大腸に穿孔が見られるし、ヘモグロビン値が76なんだ。

ここでは、いざというときに対応できないから、対応できる県病院に緊急搬送してもらいます。」

 

えーーーーっ

私はこころのなかで叫んだ。

つい先頃まで、年末を飲んで明かそうと不埒な考えをしていたのに、、、、

急転直下、生死の境を彷徨う様なことになるとは、、、

 

大丈夫なんだろうか、わたし・・・

 

ま、現在、これを書いているから、大丈夫だったんだけれどね、、、

 

疲れたので、この顛末は、次回に。

 

 

 

 

 


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3 コメント

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大変でしたね。 (Unknown)
2016-03-27 20:11:23
年の瀬の時期の急病とは大変だったのですね。
このブログがずっと更新されないのも納得です。
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記事再開! (Ken)
2016-03-28 02:48:08
何はともあれ、久々に新しい記事が読めて嬉しいです。状況は大変だったようですが…。
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何か書かなきゃ (Unknown)
2016-12-30 19:20:42
みんな待ってるよ。
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