先日、以前に「ひとみの場合」を書いた時に知り合った女性と偶然、再会した。
彼女は、デリヘル嬢なのだ。
例によって、私は、酔っ払って、しかも、何故か1人で飲んでいた。
多分、友人との飲み会がお開きになった後、衝動的に見知らぬショットバーに入ったのだと思う。
結構、良い感じの店だったのだが、場所も名前も思い出さない。
後で、彼女に訊いたら、私はソルティドックを飲んでいたというから、相当、酔っ . . . 本文を読む
お昼頃、彼から携帯に電話があった。
最初、誰からか判らなかった。
だって、わたしの携帯の番号は、彼には教えていなかったから・・・。
彼曰く、「どうしても連絡がとりたくて、ゆり子さんにお願いして教えて貰った」
とのこと。
わたしの親友の彼女を篭絡するとは、恐るべし・・・。
彼女が教えたのなら、しようがない。
電話をしてきたのは、先日、気の会う高校時代からの女友達4人と某有名企業に勤めている独身男性4 . . . 本文を読む
告白すると、わたしは、あまりセックスが得意ではない。 彼のものが入ってくるまでは、とても感じるのだけれど、 その後は、彼が頑張れば頑張るほど、わたし、乾いてきて、最後は痛くて堪らなくなる。 だから、そんな想いをしたくなくて、それと、彼にがっかりさせたくなくて、はやく終わってもらえるようにと、いつも一生懸命、演技をしている。 つまりは、「あぁぁぁ」とか「いいわぁ」とか「すごいぃぃ」とか、思い . . . 本文を読む
時々、最初の彼のことを思い出すことがある。
いや、思い出すのではない。彼自身がここにいるような錯覚に囚われるのだ。それほど、彼は私の一部になっていた。
例えば、何かしようとしても、彼の都合を考えてしまう。
ところが、その彼は、もういない。
あまりに長く一緒に時間を共有してきたから、急にそれが取り払われても、頭がついていかないのだ。
その度に、わたしを襲う空虚さ。
だからと言って、彼とや . . . 本文を読む