彼と別れてから、独りで飲むことが多くなった。
うつろさが彼の居た空間だと気づくまで、愚かにも夜の街を当ても無く彷徨う。
ふと似たような雰囲気に巡りあい、騙されたくなって、その虚しさから激しい自己嫌悪に陥る。
とたんに、Rusty Nail の甘い香りと味でさえも、薬のような苦味に変わる。
自嘲気味に、ブライアン・フェリーの歌を口ずさむ。
♪ドント ストップ ザ ダンス♪
いつまで踊らないと . . . 本文を読む
わたしが、ほっと一息つきたい時の飲み物。
DRAMBUIE(ドランブイ)って、知ってる?
詳しくは、このサイトを読んで
薬草とかいろいろ入っているらしい。
薬のつもりで飲むの。
単にお酒が飲みたいだけなのかも。
ふふふ。
でね、このドランブイで作るカクテルの名前が
錆びた釘(Rusty Nail)
どうして、そんな名前なのか知らないけれど、
好きな人はやみつきになりそうなカクテル。
ひと . . . 本文を読む
DVD入手してから1週間も経って、やっと観終わりました。
仕事やら飲み会やらでいろいろと忙しくて、時間がなかったもので。
こんなにおもしろいのなら、飲み会をやめてでもこの作品を観た方が正解だったです。
スカイ・キャプテンを演じているジュード・ロウは、ガタカやA・Iで観た時に、作り物みたいに綺麗な男の人だなぁと思いましたが、今回もその美しさは相変わらずでした。
わたしがこれまで観た作品では、彼は . . . 本文を読む
モルグ所長のディビスは、トゥルーの能力を理解し、協力を申し入れる。
うーん、やられた。
ディビスはノーマークだった。
今後、彼がトゥルーの最大の理解者として、物語のキーパーソンになるだろう。
ダークエンジェルのローガンみたいに。
ただし、ローガンはマックスの恋人だったけれど、ディビスはどうかな。
と言うことで・・・おいおい、ちょっと強引じゃないの・・・とうとうトゥルーはルークと恋仲になってしまう。 . . . 本文を読む
死体安置所(モルグ)にトゥルーが勤めている理由が、よく判らなかったのだが、ようやくはっきりと理解した。
彼女は、医学生を目指していたのだ。
働きながら、医学部を目指す・・・日本では、ちょっと考えられないシチュエーションだ。それも、そういうキャリアが、将来、医者になった時に有利に働くと言うから、日本とはもの凄い違いだ。
トゥルーは、医学部を目指して頑張る苦学生という設定なのだ。
今回の犠牲者は名門医 . . . 本文を読む
どちらになりたいか、と訊かれたら、
わたしは迷うことなく、こちら。
だって、野生の豹のように自由だし、カッコいいもん。
銀行という権力組織に、女だけで立ち向かっていく姿は、ジャンヌ・ダルクのよう。
スーパー・モデルというだけあって、スタイル抜群、非の打ち所もないしね。
でもね、本当のこと言うとね、悔しいから、やられちゃったらいい、と思ってしまう。
あ~あ、わたしって厭な性格。
ただ、彼女の表情 . . . 本文を読む
帰りの車の中。
彼のお気に入りの曲が流れている。
わたしはこの曲が嫌いだ。
初めての彼の記憶が刷り込まれているから。
もう、会うのはこれを最後にしないか。
なかば予感していた彼の言葉・・・。
ほとんど毎日会っていたのが、次第に間隔が空くようになり、最近は、電話しても通じないことが多くなった。
会っても、妙にぎこちなく、わたしの身体をあわただしく通り過ぎるだけ。
怖かった。
ほかに好きな人が . . . 本文を読む
疲れたら、温泉に行く。
大きな湯船に浸かって、ぼぉ~っとしてる。
一瞬だけど、厭な俗世間のことを忘れられる。
極楽、極楽ぅ。
これが、わたしの健康維持法。
ある意味、お酒と似ているかな。
病は気からと言うけれど、
わたしの場合、ストレスが溜まると、極端に体調に響く。
温泉は、ストレス発散にこれ以上はないというくらい、わたしには効く。
そういえば、最近、映画館に行くのに時間をとられ、
お酒を飲みに . . . 本文を読む
今回のテーマは、「友情」
最後まで観ればわかるのだが、冒頭の卒業パーティーの様子が全てを示していた。
6人の仲間のうち、1人だけ遅れてくるブレークが事件の鍵を握っているのだ。
もしも、この場面を詳細に観察して、真犯人を当てることができるのなら、貴方は、トゥルー以上の能力を持っていることになりますね。
コナン君なら、真犯人を推理してしまうかも・・・。
今回の構成でポイントとなるのは、トゥルーが5 . . . 本文を読む
今回のテーマは、「綺麗な花には棘がある」
トゥルーの特殊能力は、彼女自身では自由に操れないようだ。
しかし、今回、トゥルーが助けたいと願うのは、トゥルーの愛するたった一人の弟ハリソンだった。
トゥルーにとっては、ハリソンが賭け事や女が好きな「ダメ男」であろうとも、キャリアウーマンとして自立し、過去を切り捨ててしまった姉よりは、その分、理解し合うことができる、かけがえのない存在だった。
その彼が、第 . . . 本文を読む
小学6年生になる甥っ子を連れて、「世にも不幸せな物語」を観てきた。
土曜日だというのに、映画館はあまり混んでいなかった。
この作品は前評判も良いし、もっとたくさんの観客がいるかなと思っていたが、割と空いていた。
観客の多くは若い女性であり、わたしとしてはリラックスして観ることができて、ラッキーだった。
ボードレール3姉弟妹は、優しい両親とともに、裕福な家庭で何不自由なく育てられていたが、突然の火 . . . 本文を読む
主人公のトゥルーの周辺には、なかなか興味深い人々ばかりが集まっている。
例えば、恋人。
若くハンサムだけれど、トゥルーの大学の先生なのだ。
外国においても、先生と教え子との恋愛はタブーらしい。
それなのに、彼らは同棲している。
禁じられた愛であれば、また、制約された愛であればあるほど燃え上がるというのは、国内外を問わず、万国共通らしい。
彼らの許されない愛の行方はどのような結末を迎えるのだろう。
. . . 本文を読む
わたしにとって、劇場版の名探偵コナンの中で、一番記憶に残っている作品です。
クライマックスは、なんと言っても、蘭が燃えさかる高層ビルからコナンを助けるためにジャンプするシーンだと思います。
コナン君の推理場面ではなく、蘭のアクションシーンが記憶に残るなんて本道ではないかも知れません。
それでも、あえてこのシーンを取り上げるのは、名探偵コナンにおける蘭の役割と重要性を考えればむしろ当然のことだと思う . . . 本文を読む
GWの間、何をしていたかって?
そりゃあ、もう愛する人と海外でバカンス・・・なはずないじゃん。
誰にも相手にされなくて、1人で自宅で腐ってましたよ。
時間が取れなくて、入手したまま放置されていたDVDを観たり、
食べるものがなくなって、ひもじくなって、
自転車に乗って、1人で回転寿司に行って、100円のネタばかり食べて、店員さんに同情されたり、
安いからと、こわごわ1人で映画のレイトショウを観に . . . 本文を読む
彼は、自慢そうに買ったばかりの車を私に見せた。
出たばかりという車は、確かにカッコよかった。
最新のカーステレオもついている。
どうだい、この車で湾岸線をドライブしないか。
わたしは気が進まなかったが、彼が熱心に誘うものだから、とうとうドライブに付き合うことに承諾してしまった。
さすがにドライブは快適だった。
窓を開けると、心地よい風が頬をかすめていく。
左手には、蒼い海がどこまでも広がって . . . 本文を読む