minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

mina 第1章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 その晩、わたしはいつもよりも多く飲んで、確かに少しハイテンションだったことは認める。だけど、だからといって、これほど酷い目に遭うことはないと思うのだ。  あれは、アーリーというショットバーで飲んでいた時のことだった。 その店は女性バーテンが二人で切り盛りしていて、女性客も多く、女一人でも気軽に入れる店だったから、わたしも良く利用していた。女バーテンたちは、女性らしい細やかな気配りで女性客にさりげ . . . 本文を読む

mina 第2章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 その晩から、3日くらい経った週末のことだ。美幸から携帯に連絡が入った。彼女から連絡が入るなんて、めずらしいことだ。 「美幸? どうしたの。何か用?」 「ええ。これから、お店なンだけど、今日、会社の帰り、寄ってくれない?」  なんだか、声が暗い。 「いいわよ。でも、一体、どうしたの。」 「う・・・ん。来てくれたら、話すわ。」 「判った。じゃあ、食事して、そうね、8時頃、寄るね。」  わたしは、8時 . . . 本文を読む

mina 第3章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 結局、浩一郎は助からなかった。病院で浩一郎を診た主治医からそう告げられた時、わたしはへなへなと座り込んでしまった。とても立ち上がる気力はなかった。どうしてわたしがこんな目に遭わないといけないのだろう。  簡単な説明の後、彼の両親への連絡を頼まれた。わたしは彼の婚約者・・・救急隊長が主治医にそう報告したらしい・・・であり、肉親ではないので、遺体を引き取ることが出来ない。それにしても、彼のご両親に、 . . . 本文を読む

mina 第4章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 わたしは、その次の日、銀行を無断欠勤することにした。馬鹿らしくて出勤する気にならないのだ。石本社長のところには、もっと行く気がしない。一体、わたし、どうなっちゃうんだろう。  「ねえさん、大丈夫なの。今日は、銀行、休むの?」  わたしが起きないものだから、妹の由香が心配そうに、寝ているわたしの顔を覗き込んだ。  「いいのっ。ねえさんは、これから少しの間、休暇を取ることにしたの。」  「 . . . 本文を読む

mina 第5章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 どうしよう。とんでもないことを言ってしまった。その夜は、どきどきして一睡もできなかった。 次の日の朝は、会社を休もうかと思った。しかし、定刻には、社長の専用車がわたしを迎えに来た。わたしは自らの意思ではなく、別の大きな意思に操られる如く、車に乗り、社長を迎えに行った。わたしは、既定のコースを単にトレースしているような感覚にとらわれていた。車はいつもと違う道を通り、閑静な高級住宅街の中に入ってい . . . 本文を読む

mina 第6章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 わたしが目覚めた時は、まだ明け方だった。隣には、石本社長が眠っている。股間にまだ社長のものが入っているような気がした。蹂躙され尽くしたわたしの性器は、真っ赤に腫れ上がっているに違いない。ぬるぬるとして気持ち悪くて仕方がないので、シャワーを浴びることにした。 冷たいシャワーを当てると、火照った身体に気持ちよかった。性器の周辺の陰毛にこびりついた精液をボディソープをたっぷりつけて洗い流した。膣の中 . . . 本文を読む

mina 第7章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
わたしは慌てて身繕いをして、先に車を降りた社長の後を追った。 エステサロンは、わざと人目を避けて建設したとしか思えないような、人家から離れた鬱蒼とした森の中にあった。こんな場所で商売になるのだろうか。 「ここは選ばれた客しかとらない完全予約制のサロンで、値段も飛び切りなのだよ。」 石本社長は、ちょっと得意そうに言った。入り口の前で出迎えてくれたオーナー兼店長は、30歳前後の女性だった。彼女は、エス . . . 本文を読む

mina 第8章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 会社に着くと、わたしはなるべく人目を引かないように足早で歩き、社長室に飛び込んだ。石本社長は苦笑しながら、わたしの後から歩いてきた。 「社長、お願いです。こんな格好では、まともな仕事ができませんわ。どうか上に着るものだけでも、ちゃんとしたものにさせてください。」 「ははは。何を言っているんだ。よく似合っているじゃないか。安心したまえ。君だけではなく、玲子君にも同じ格好をさせるつもりだから。」 社 . . . 本文を読む

mina 第9章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
車中では、わたしは社長の膝の上で深々と串刺しにされ、リズミカルに上下に動いていた。社長は、そんなわたしの耳元で囁いた。 「今日は、麗華店長が完成した貞操帯を持ってくる。今日は金曜日だし、土日は、わたしも自宅で過ごすことにしているから、今日、帰宅する時は、貞操帯を装着して帰るのだ。判ったかね。」 ああ、とうとうわたしもあの貞操帯を装着させられることになった。月曜日に玲子に会う時は、貞操帯を着けたまま . . . 本文を読む

mina 第10章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
ピンポーン。 来客を告げるチャイムが鳴った。玲子が迎えに来たのだ。 わたしは玄関のドアを開け、玲子を部屋の中に招き入れた。 玲子は、わたしと色違いのワンピースを着ていた。ただし、カーディガンもなく、貞操帯も装着していなかったから、両乳房も薄めの陰毛も全部、透けて見えていた。ブラックのサスペンダーパンストは、扇情的なだけだった。玲子は、真っ赤な顔をして、後ろ手でドアを閉めた。 「こんな格好では、とて . . . 本文を読む

mina 第11章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 社長は、わたしの括約筋が、ペニスを締め付けるのを楽しんでいる。わたしは涙を流して、許しを乞うた。もう一瞬たりとも、我慢できなかった。それほどの激痛だったのだ。それなのに、無情にも、彼はその状態で、抽送を始めた。白い稲光が、頭の中で炸裂した。 強烈な刺激によって、わたしの頭脳に埋没していた未開発の領域が活動を開始した瞬間だった。 わたしの記憶は一気に時を遡り、秋島信教の起源に到達していた。 許 . . . 本文を読む