MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

大内宿

2006年08月03日 | デザイン・建築好き
やっと行って参りました。大内宿!
福島県会津若松より25kmほど南に位置した場所にあります。
私にとっては通りすがりに寄るという場所ではなく、幾度となく機会を逃していましたが、やっと行く事が出来ました。小泉首相にも先を越され・・何となく悔しい(笑)
大内宿とは会津西街道の宿場町で現在も約30軒が当時の面影を残し、かやぶき屋根の民家の姿で軒を連ねています。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
それぞれのお家はお店になっていて、民芸品や食材、食事処となっています。
道と家々との間には清流が流れていました。夏は涼しさを、冬は雪を溶かすのだろうなぁと思い眺めていると、用水路ではキュウリやトマトを冷やしたり、売り物のラムネを冷やしたりしていました。なぜかよく縁日に列ぶラムネと同じなのにより美味しそうに見えるのが不思議です。
私達は突き当たりにある「浅沼食堂」さんでおそばと囲炉裏で焼いたイワナを頂きました。囲炉裏で焼いた魚は美味しいんですよね。自分のお家を造るときはぜったい囲炉裏を作りたいという夢があります。
この食事処は少し高い場所にあって、縁側の席からは茅葺き屋根の家々が良い感じに見えます。お薦めの場所です。
そして、建築好きとして見逃せないのが、「大内宿町並み展示館」です。町並みの中程に堂々と建っています。ここは参勤交代時代に大名が泊まった本陣を復元した建物です。実際にあがって建物内を見学できます。形としては農家の住宅として多い田の字型でその周りをぐるっと縁側が囲んでいるスタイルです。土間の一部には茅葺き屋根を作る過程が立体的に説明されてとても分かりやすいものになっていました。はじめて見たのですが、屋根に積む前の葦の束も飾られていました。他にも面白いと思ったのは、土間にも別に囲炉裏があった事です。どのように使っていたのだろうと色々考えてしまいました。
土間からはもう一つ階段が伸びていて、上がってみると蚕の部屋でした。
そこには窓があり、そこから見る大内宿もまた良い風景でした。
屋根は変形の寄せ棟でこの地域の特徴のようです。帰る途中にも金属屋根でしたがこのような形の屋根を見ました。大きな金属屋根の内側には茅葺きが隠れているんですよね。景観としては勿体ないですが、茅葺き職人が減ってしまった事、管理が大変な為にいつしかこの様に金属屋根をかけてしまったそうです。断熱効果は抜群のようですね。
念願の大内宿を見る事が出来て大満足の一日でした。
ひなびた場所かと思いきや、大きな駐車場にガードマン、観光バスとしっかりとした観光地となっていました。ピークの時期は人にぶつからないでは歩けないほどだそうです。
場所はかなり奥まったところにあるので、車か観光バスの利用がお薦めです。
大きな駐車場が第2までありました。あとはトロッコ列車に乗って湯野上温泉駅で下車、そこからタクシーで15分程だそうです。トロッコに乗るのも良いですね。
是非、足をのばして訪れてみてください。

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2 コメント

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Unknown (anapanapa)
2006-08-06 19:31:24
昔、会津若松までは用事で行ったことがあるのですが(観光は出来なかった)ちょっと離れたところにこんな所があるとは知りませんでした。

観光地にもなっているだけあって面白そうですね!用水路のきゅうりとラムネ、囲炉裏で焼いた岩魚に惹かれます(食べ物ばかりですね)。

行ってみたいな・・・遠いけど。



MINさんの将来のおうちには囲炉裏があるのですね!素敵です!

遊びに行ったらお魚やお餅など焼いて貰えるのでしょうか(^-^)楽しそう~
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Unknown (MIN)
2006-08-07 14:53:25
将来のお家(おばあちゃんかもw)に是非遊びに来てくださいませ。お魚、お餅・・串団子なんぞも焼いてみたいです。
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