MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

僕の歩く道2

2006年11月22日 | デザイン・建築好き
これが、「やっぱり!」と思えた根岸競馬場跡。
ここは慶応2年に出来た、競馬場としては初めての場所です。
建物は、震災後建て替えられたものだそうです。設計者はJ.H.モーガンさん。
三つの塔が印象的な建物です。窓の付き方からすると階段室のようです。
この競馬場との出会いは・・建築を勉強していた学生の時の先輩が提案していた卒業設計でした。なんてカッコイイ設計をする人だろう~と思って見ると競馬場の再生計画でした。それ以来、この競馬場跡が気になりつづけ、はじめて目にした時は、工事の囲いに囲われた廃墟でした。既に整備されているものと思っていたので残念に思ったのを覚えています。資料館に・・等の計画もあったようですが、上手くいっていないようですね。最近は工事用の仮囲いははずされ、フェンスへと変わり、足元まで見えるようになりました。しかし、窓などは未だ板などでふさがれている状態です。こうなると色々な噂が飛び交うものです。
今の状態でも当時のとても優雅な競馬場だった事が伝わってきます。しかしせめて、中には入れなくても。窓を再生する、壁を補修するなどの修繕がなされると良いなぁと思うのです。
この場所はもともと米軍が接収していた場所が返還され公園になったようです。
私が訪れたときには既に今の公園の姿になっていましたが、それ以前の姿の写真をHPに残しているサイトがありました。現存しているのは1等席。公園に整備される前には2等席も残っていたのだと知りました。
建物も貴重ですし、日本で初めての競馬場跡ですからより良い形で保存してほしいと思っています。
コメント
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