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MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 70番札所㉓ 2017

2018年12月04日 | お遍路好き(涅槃・香川)
70番札所 本山寺

観音寺から川沿いをひたすら真っすぐ進むイメージです。
途中、菜の花や山の中腹に咲く桜を見ては春を感じつつ進みました。
遍路道と線路が交差するところがあり、踏切のないところ渡るとは
江ノ電みたいだと思いホームシックになっていたら横に線路をくぐる道がありそちらの方へ。
こんなに近くから線路を見上げる経験は無いなと写真に収めて進みます。

かわいい猫ちゃんが網戸越しにお迎えしてくれた家を過ぎるとお寺が現れました。
残念な事に五重塔は改修中でした。
(今も改修中ではあるようですが、周りの足場と養生は外れているようです。)
本堂と大師堂をお参りして納経所へ、すると改修中の五重塔の塔頂部に飾られる「相輪」が展示してありました。
一般的なものと違うデザインで珍しいもののようです。
100年目の解体だそうで、次回間近に見ることが出来るのは100年後だそうです。
五重塔は見られませんでしたが、貴重な経験が出来ました。
寄付を募っていたので僅かばかりですが、寄付をいたしました。

境内の方に戻ると沢山の人で賑わっていました。
杖をとりに行くと、お孫さんと参拝にいらしていた男性が
「歩き遍路ですか?」と聞いてきました。
お孫さんは小学生ぐらいだったでしょうか?
なんとなく憧れの瞳といいますか、目をきらきらさせてこちらを見ています。
正直に「ほぼ歩き遍路です。交通機関を使う事あります」
と答えると、なぁ~んだという空気が流れます。。。
やっぱり「歩き遍路」と言い切った方が楽ではあります。
嘘も方便なのか。。
いや、お経の十善戒の中にも「不妄語」嘘をつかないというのがある!
人それぞれ、それで良いという人もいるわけだし正直でいいじゃないか。

気を取り直して出発です!

次のお寺へも真っすぐ一本道を進むという印象です。
半分ぐらいは国道です。
電車を使う手もありましたが、まだ時間もありそうだったので歩いて向かうことに。
黙々と歩いていると、信号で止まった車の窓が開いたようだったので、
そちらを見ると先ほどのお孫さんのお譲さんが乗っていました。
挨拶をするとニコッと笑いかけて会釈してくださいました。

ちょっと救われました♡

次のお寺まで13Km、頑張ります♪

川の中州に菜の花が咲いていました。


真っすぐ進むと踏切のないところ渡る印象


くぐりました!線路が近い!!


ねこ様がお出迎え


仁王門があります


残念ながら改修中の五重塔


大師堂


納経所も立派です!ソテツのお庭が印象的でした


鬼瓦や飾り瓦なども展示されていました。愛嬌があります♪


「相輪」を間近に見ることが出来ました。






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ほぼ歩き遍路 68番札所・69番札所㉓ 2017 (銭形砂絵)

2018年11月28日 | お遍路好き(涅槃・香川)
68番札所 神恵院
69番札所 観音寺

香川に入ってから思うのは農業用?の貯水池が沢山あるなと思うこと。
水鳥を見たり、きらきら光る水面を見ながら進みました。

楽しみにしていた銭形砂絵が近くにあるお寺です。
しかも一挙両得???一つの場所に2つのお寺があります。
最初は隣り合っているお寺で、2回山門をくぐるのかなと思っていました。
行ってみると山門をには二つのお寺の名前。
山門をくぐり、石段を上がるといくつもお堂が見えてきました。
石段を上がって左手に68番の神恵院、右手に69番の観音寺の本堂があります。
神恵院の本堂は斬新のデザインの山門?をくぐりお堂へ。
ちょっと仮設の囲いにも見えたのでちょっと躊躇しました。
唱えるお経がとても響きます。
それぞれ納経所があるのかと思いましたが、どうも同時に御朱印をいただけるようで、
さらに69番の観音寺をお参りしました。
一度に御朱印を頂きます。
このお寺にも印象的な大きなクスノキがありました。

さらに上の方には薬師堂もありました。
確かここから抜けて見たかった銭形砂絵を見られるスポットに行けるはず。。
しかしながら特にお寺には案内は見つけられず、普通にお寺を出て砂絵のある方に行ってみました。
広い公園の奥に高く積み上げられて砂の山が見えてきます。
当然その形は把握できません。
毎年ボランティアの人が形を整えているそうです。
上から見たときにきれいな円に見えるように東西122m南北90mの楕円形だそうです。
これはやはり、上から見なくては!
展望台への案内を見つけ行ってみると絶壁を階段で上がって行くようでした。
行くのをあきらめたくなるような階段が連なっていたのですが、
見たい気持ちの方が大きく、あっという間に登ってしましました。

現金な私です(^^;)

夕方とか朝のほうが立体的に見えるかもしれません。
夜はライトアップもあるようです。
ずっと見てみたかった銭形砂絵!実際に見て!感動でした。
写真枚数の多いこと多いこと(笑)
途中観光に来ていたおじさん達とも話したりして交流しました。
みんさん気分が上がっているようでした。
この銭形砂絵を見た人は健康で長生き出来てお金に不自由しなくなるのだそうです。

最近思うのは、お金に不自由しないとは沢山のお金が入るという事ではなく、
あるお金に対して不自由を感じないという事ではないかと思い始めています。
今、話題のスーパーボランティアの尾畠さんが、
メディアの人に「年金が少なくて大変ではないですか?」と聞かれて
「充分」と答えている姿を見てそう思いました。
逆に何億も必要な人もいたり。。手に入れている幸せは同じかもしれない。

人それぞれですかね。

貯水池が沢山ありました


水鳥


個性的な建物


山門


斬新な本堂入り口の神恵院


くぐるとこんな感じ


境内の様子


境内の様子2


銭形砂絵・遠景


銭形砂絵・中景


銭形砂絵・近景

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ほぼ歩き遍路 67番札所㉒ 2017

2018年11月27日 | お遍路好き(涅槃・香川)
67番札所 大興寺

雲辺寺から下る遍路道もなかなか大変でした。
途中、逆打ちの人を何人もすれ違いました。みんな大変そう。。。
逆打ちってかなり大変なのかな?
いつかチャレンジしてみたいけど。。
お遍路道はなんとなく川沿いを歩く事が多い気がしました。
ふもとに出てからは穏やかな気持ちの良い道を進みました。
途中左官造りの立派な休憩所に出くわします。
これもどなたかのブログで見かけました。ここにあったのか!
とりあえず休憩してみました(^^)v

大興寺は大きな道には面していなくて、回り込むように進むと仁王門が現れます。
仁王門をくぐるとそこにはカヤとクスノキの巨木があり、印象的でした。
弘法大師が植えたものだそうです。
説明には「種子植えられた」とあったので、種を埋めたという事でしょうか?
種がこの大きな樹へと育つ。
長い時を感じるとともに時空を超えて同じ樹を見ている事に感動を覚えました。

本堂は石段を上がったところにあります。
こちらの本堂には赤い蝋燭に願い事を書いて奉納すると7日間蝋燭を灯して祈願してくれる
七日燈明なるものがあります。
勉強不足で後から知りました。
こちらの納経所は本堂の中にありました。
大師堂が二つあるのも特徴で、一つは天台大師堂
このお寺が真言宗と天台宗の修行の場であったことを示しています。

趣のあるお寺でした。

宿へ向かいます。

なかなか険しい遍路道


お遍路にある言霊が心に響きます(愚かで良しただ歩けば仏も微笑む)


野桜?


この季節とにかく梅の香りが心を癒してくれました


ゴージャスな芸術♪なまこ壁休憩所


仁王門


印象的だった巨樹カヤ(手前)とクスノキ(奥)


境内の様子


印象的だった池に立つ「金仏地蔵」


香川県と言えばうどん、うどん言えば小麦 壁紙になるかなと思って撮った麦畑



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ほぼ歩き遍路 66番札所㉒ 2017

2018年11月26日 | お遍路好き(涅槃・香川)
66番札所 雲辺寺

ホテルの無料朝食を食べに行くと昨日の三角寺で一緒になった先生がすでに食事を終えて
「お先に!」と言って既に準備も整えていて出発しました。
ロープウェイを利用するにしていも出遅れた!!
私も慌てて出発です。
ホテルから4kmほど歩いて川之江駅へそこから電車で豊浜駅へ。
豊浜駅から8kmほど歩いてロープウェイの山麓駅に向かう予定でした。

途中路地を抜けたり、畑のあぜ道を通ったりして進むと、何か野菜の収穫をしています。
こんな朝早くから働いてるんだ。。当たり前なのか。。
みんな頑張っているんだ、私も頑張っていこうなどと考えながら歩いていると行く先に車が止まっています。

老夫婦が乗っていました。
窓が開いていたので、通り過ぎるときに
「おはようございます」とあいさつしました。
すると、いろいろ話しかけて下さいました。
色々はなしをして握手してさよならを言うと、おじいちゃんが
「おしゃぶりあげよう」と掌いっぱいの飴をくださいました。
お接待された??まだまだ慣れていないのでお札を渡しそびれてしまいました。

年をとっても夫婦一緒に幸せそうだった。あんなふうになりたいな。
この飴は幸せのいっぱい詰まった飴だ!
幸せな気持ちになって進んでいくとまたどこかで見た風景!
また車が止まった!!
なんだろ?なんだろ??
恐る恐る横を通過すると窓が開いて。。。
「歩き遍路?」と女性の声
「ほぼ歩き遍路です」と私
「これからどちらへ?」と車の女性
「66番の雲辺寺へ」と私
「乗って行かれて!!」と車の女性
「え??大丈夫です!ありがとうございます!!」と私
「犬が乗っているので私は後ろに乗るので助手席に乗って!!」と
車の女性が車から降りてこられて、戸惑う私に
「お接待よ!お接待♪」と女性
お言葉に甘えて乗り込むと、旦那さんの運転でした。
「いつもお遍路さんを見かけてはお接待をしたいと思っていたの」と奥さん
「今日は特に用事もなくドライブに出か掛けたらあなたを見かけて!この道を歩いているお遍路さんは珍しくて」
「はい。ほぼお遍路なのでロープウェイの乗り場に向かっていたんです。」と私
すると、少し空気か止まったような。。。やっぱり完璧歩きじゃないとダメだったかな??
「じゃぁロープウェイまででいい?」と旦那さん。

やっぱりそう思われたかな?

「もちろんです!なんか。。楽ばっかりしてしまっていると思って」と私。

「そんなことないわよ!あなたから良いものが出ているのよ!!」と奥さん♪

え??なんか嬉しい。ここまでほぼ歩き遍路だけどなにか良いオーラみたいなのかが出てきてるのかな??
だとしたら嬉しい。
観音寺の近くにお住まいで娘時代はとても素敵なお寺だった事などいろいろお話を伺いました。
その辺りを歩いたらまた会えるかな??
ロープウェイの山麓駅まで送っていただき、また年齢で引かれるのが怖くて名刺を渡してみました。
車のナンバーを見ると88の文字!篤い信者さんだったんだと思いました。

ロープウェイからの景色はとても素晴らしかったです。
山頂駅で降りてお寺に向かうと色々なブログで見かけた香川県と徳島県の県境のプレートを見つけました。
これはロープウェイで来ないと見ないで過ぎてしまうものなのだと思いました。
そして雲辺寺は徳島県側に。。。もどってしまうイメージ。

雲辺寺の方へ降りていくと何体もの石像が並んでいます。
半端ない数!しかもまだ新しいと感じるものも!
五百羅漢です!!
一体一体ゆっくり鑑賞したいほど様々な表情であふれています。
ロープウェイでアクセスすると最初に大師堂が現れますので通り過ぎて本堂の方へ
本堂の周りには「おたのみなす」や「水堂」などがあります。
「おたのみなす」はナスの花は無駄なく実をつける事から、努力が実を結ぶ「成す」と結び付け
願いが叶うという事のようです。
手前の大きなナスをくぐって小さなナスにに腰掛けてお願いするとご利益倍増だそうです。
そして「水堂」には弘法大師が掘られた井戸の名水が流れています。
こんな山の頂上に溢れるを「南無大師遍照金剛」と唱えながら頂きました。

美味しかった♡

そして、大師堂へお参りに行き、また本堂の方に戻り納経帳に御朱印を頂きました。
大師堂の周りには「サヌカイト」という香川産の石があり、叩くと良い音色を聞くことが出来ます。
また石で造られたお経を唱えたことになる「マニ車」もありました。

往復ロープウェイと思ったのですが、やはり楽しすぎと思ったので、お遍路道を下ることしました。
五百羅漢に導かれながら遍路道へと向かいました。

路地を抜け(変わった模様の入った壁)


あぜ道を通り


早朝から収穫する姿に感動


老夫婦から頂いた幸せの飴


ロープウェイからの景色


名物?の県境


五百羅漢に導かれます


境内の様子


おたのみなす


水堂のありがたいお水


香川産サヌカイト


石製マニ車


大師堂周辺の様子


五百羅漢に導かれて遍路道へ

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