Q 休憩時間は就業間際でもいいのでしょうか?
休憩時間を終業時間前1時間で取れと言われました。そんな時間に休憩時間をとるぐら いなら早く帰りたいです。
A 違法の可能性高いです。休憩時間は労働時間の途中にとるのが原則です。また休憩時間は原則労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分以上、8時間を超える場合には少なくとも1時間以上なくてはなりません。まずは、そのことを伝えて休憩時間はしっかりとって業務を行いましょう。
参考
休憩時間
休憩時間は、労働時間が6時間を超える場合には少なくとも45分以上、8時間を超える場合
には1時間以上労働時間の途中であたえられなければなりません。
休憩時間は原則自由に利用できます。
「VDT作業のための労働衛生上の指針について」
一連続作業時間及び作業休止時間
連続VDT作業に常時従事する労働者については、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の連続作業までの間に10~15分の作業休止時間を設け、かつ、一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けること。
近年、マイクロエレクトロニクスや情報処理を中心とした技術革新により、IT(情報技術)化が急速に進められており、VDT(Visual Display Terminals)が広く職 場に導入されてきたことに伴い、誰もが職場においてVDT作業を行うようになり、VDT機器を使用する者が急速に増大している。
また、最近においては、ノート型パソコンや携帯情報端末の普及、マウス等入力機器の多様化、様々なソフトウェアの普及等に見られるよう、VDT機器等は多様化する状況にある。
このような状況の中、現状のVDT作業における問題点も指摘されており、労働省において平成10年に実施した「技術革新と労働に関する実態調査」によれば、VDT作業を行っている作業者のうち、精神的疲労を感じているものが36.3%、身体的疲労を感じているものが77.6%にも上っている。
このため、厚生労働省においては、VDT作業に関する専門家により構成された「VDT作業に係る労働衛生管理に関する検討会」(座長 独立行政法人産業医学総合研究所理事長 荒記俊一)を設置し、VDT作業における安全衛生管理のあり方について検討を行ってきたところである。
今般、この検討結果を受け、VDT作業者の心身の負担をより軽減し、作業者がVDT作業を支障なく行ことができるようにするため、新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定した。
皆さんが労働条件の守られた会社で生き生き働かれていますように。