愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

萩城 豊川市(3)

2019年04月18日 05時58分27秒 | 豊川市
主郭の西は堀切と土塁で守りを固めていましたが、北側は腰曲輪にいろいろな工夫を凝らしてありました。
まず、北西のあたりに小高いものがあり、そこに上がってみますと、けっこう下が見下ろせました。これはもしかしたら下の方を見張る見張り台なのかもしれないと思いました。

主郭北側腰曲輪上の高まり ここにあがり下(写真では左)の方を見下ろすと眼下に萩の村を見ることができます。

さらにその隣には井戸跡がありました。ということは、この井戸を守るために北側には様々な工夫がされているのかも知れないと思いました。

井戸跡

この井戸の東側の腰曲輪にはところどころに切れ目(竪堀)が入れられており、一直線には井戸にたどり着けないようになっていました。

最後、登城道の南側に階段状の4つのこぶがありました。これが何のためにあるのか、とても不思議でした。

階段状のこぶ うまく撮影できませんでした。写真の左側の奥に一つだけこぶが見えています。

城としては単郭で戦国時代の初期のものと思われました。ここに萩奥平家の武将たちが集まっていて、武田の侵攻や長篠の戦いの情報を聞いて、あれこれ議論していたのかと想像すると、タイムスリップした気持ちになりました。

萩城おしまい


最新の画像もっと見る

コメントを投稿