愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

丹野城(1)砥神山(とがみやま) 蒲郡市

2019年11月01日 06時51分15秒 | 蒲郡市
10月28日、丹野城に登りました。丹野城は、御堂山の頂上にあります。御堂山は登ったことがありませんので、ネットで登り方を調べました。すると、近くの砥神山を経由して御堂山に至るルートが紹介されていました。山登りのコースとしてちょうどいいと思い、このコースで丹野城を目指すことにしました。

砥神山、御堂山(丹野城)登山コース(国土地理院地図より作成)

丹野城については、面白いお話がありました。
「文明元年(1469)備後州の剌史(しし)、萩原芳信が全福寺(礎石が現在市指定史跡)の資産を取り掠め山頂に拠って城郭を築き、あるところの仏器を融して兵器となす」全福寺の僧徒を動員して構築した山城である。その後萩原芳信が備後林(現御津町赤根)で死亡してから全福寺とともに荒廃した
<昭和49年3月7日指定 蒲郡市教育委員会>

※刺史とは、国司のことで唐風の呼び名です。

御堂山ふもとの掲示板

これは、御堂山のふもとにあった案内板の説明です。頂上の石碑(平成6年、1994、相良町西共有)にはもう少し詳しく解説があり、萩原芳信が死亡したのは、翌年(文明2年、1470)で、牛久保の牧野氏が攻めてきたことで死亡し、しかもネットでは、家来の寝返りによって死亡したということらしいのです。なんとも、かわいそうな武将でした。

御堂山頂上の石碑


ふもとのファミマから見た砥神山

ここからちょっと登ったところに砥神山の登山口があります。

登山口

右側の山道を登っていきます。途中、面白い石がありました。

亀石


カエル石

しかし、陽気な石とは裏腹に登山は大変でした。特に急な石段が続き、休み休みでした。

砥神山山頂(行者尊像)

やっと頂上につきました。眺めも最高でした。

砥神山山頂からの眺め

丹野城 つづく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 亀山城、古宮城の見学会 愛... | トップ | 丹野城(2)砥神山から御堂山... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

蒲郡市」カテゴリの最新記事