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アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

インサイドアウト

2006年03月30日 | 日々の泡
自分自身の内面(インサイド)を変えることから始めるということであり、自分自身の根本的なパラダイム・人格・動機などを変えることから始めるという考え方を指します。インサイドアウトの考え方では、私的成功が公的成功に先立ちます。他人に対して何かを約束をし、それを守る前に、まず自分自身に対する約束をし、その約束を守ることから始めなければならない。自分自身を改善せずに他の人との関係を改善しようとすることは意味のないことだという考え方を指しています。

逆説的ではありますが、他人が私のことをどう考えているかということを気にしなくなるにつれて、却って、彼らの気持ちや自分との関係をもっと大切にするようになるというのは本当のことだと思います。また他人の存在が私の生活や私の感情を支配しなくもなります。自分の心の奥底に確固たる中心を持つようになり、周りの世界の変化に振り回されず対応できるようにもなれると思います。要するに、まず初めに【自分ありき】なのですね。扉を開ける鍵穴は外側にはないのだそうです。鍵は、それぞれの人間の内面からしか開けられないのだとしたら…どんなに他人からの助力があったとしても、最後は、自分の手で扉を開けない限りは、永遠に扉は開かない…ということになりますね。

分かるような気がします。自立という言葉は簡単に使われていますが、人が本当に自立を手に入れるためには、ある種の環境やある種の、自立を促すためのシステムの中に入り込む必要がありそうだと、この頃では思い始めています。幾つになっても、何かをやりたいと思うことに遅いということがないように、自立という態度や実質も年齢を重ねれば自動的に得られるというものでもありません。だから、漫然と生きていても、自立は容易くは手に入らないということになります。そう考えると、人間が自立していくためには、やはり、ある種の仕組みの中に入り込んでいく必要があると、どうしても感じてしまいます。けれど、そんな仕組みは誰の前にも簡単に現れるというものでもなさそうなので、これもまた難しい問題です。インサイドアウトの姿勢を大事にし続けていくしかない。自分に正直に生きていくしかない…と思っています。ただ、‘逆境’という言葉が一つのキーワードになりそうな気がしています。