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アロマな日々

一条の光に誘われて歩くうちに、この世とあの世を繋ぐ魔法の世界に紛れ込んでいました。夢のワンダーランド体験を綴ります。

クロスアデイクション

2006年03月02日 | 日々の泡
アディクッションが2つ重なっている場合はデュアルアディクッション、多くのアディクッションが重なっている時はクロスアディクッションと言うのだそうです。アルコール・薬物・摂食などはいまやスタンダードな部類で、ギャンブル・セックスホーリクス(この言い方であっているでしょうか?)・うつアディクション・DVことドメスティックバイオレンスなどが相談の主流で、特にDVでは被害者よりも加害者自身からの相談が増えてきているそうです。PTSD(心的外傷後ストレス障害)が発症している人たちでは、外傷体験の7割は家族内トラウマが原因の被虐待の成人で、あとの2割はDVの被害者だそうです。レイプトラウマのケースも多く、警察や検察からの依頼で特定の民間相談機関に相談が繋がったりしているそうです。性的問題行動(痴漢・覗き・ストーキングなど)や盗み(一度でも経験があれば窃盗罪になるそうです)がやめられないという人たちの相談には家族ではなく本人自身が自ら相談に出向くという特徴があるようです。望んでいないにも拘らずそうした行動が止まらないのであれば、当人にしてみれば深刻な問題になるでしょうから、相談に行くのかもしれませんが、相談と見せかけた悪戯もありそうな感じがします。相談を装った愉快犯なんてことにもなりかねません。相談嗜癖というジャンルも生まれそうです。以前はアルコール問題といえば、イコール壮年男性の病気と相場が決まっていましたが、現状では年齢層の幅も拡がり、女性の乱用者・依存症者も増えているそうです。過程嗜癖(プロセスアディクション)という概念があります。いわゆる「はまる」というものです。ギャンブル・万引き(盗癖)・放火癖・抜毛癖・性依存(相手の存在が物質でしかなくなってしまう)・ネット依存・ゲーム依存・ショッピング依存(買い物という行為にはまるだけでそのものが欲しいわけではない)浪費癖(何に使っているか分からないけれどいつの間にかなくなっている)・収集癖・自傷癖(リストカットシンドローム)これらのプロセス嗜癖は質と程度の問題で、現実的な生活を越える範囲で行われている場合に言われるようです。このような傾向は、すべての人間に大なり小なり見られるものですから、あるものにはまってしまっていて放っておけば、生活が破綻する危険を孕んでいる場合には‘依存’があるということになるのでしょう。最後は人間関係嗜癖と言われるものです。業界で市民権を得ている言葉に、今では、あまりにも有名な‘共依存’という言葉があります。人は誰でも相互依存し合いながら生きていく存在ですので、共依存という言葉を、私などはとても奇異に感じていますが、まあ一つの決め事ですから、難しく考える必要はないものとします。嗜癖者との人間関係にのめり込むという嗜癖の一部だそうです。関係嗜癖というのは、相手と自分の関係の間で境界線が曖昧になっている関係のことだそうです。恋人や夫婦なんていう関係も、関係嗜癖の一種でしょうか?

先週の芸能ニュースで林真理子さんがひったくりにあって9万円を取られたことを記者会見したと伝えていました。コメンテーターがひったくりなどと言う表現ではなく強制窃盗罪という表現に変えるべきだと怒っていました。ひったくりの被害に合った人の精神的ショックも相当大きいもののようです。私も発見が早く未遂に終わりましたが、危うく事件に巻き込まれる寸前の恐怖体験をしたことがありましたので、思いもかけない事件に巻き込まれた人の辛さは大変なものだという想像がつきます。他人に脅威を与えるような嗜癖は現に謹んでもらいたいと切に思います。