

現在、職場をあげて取り組まなければならない仕事が山積している関係上、30名近くの要員が召集され、3~4名のグループを組んで、23時頃まで、集中作業をするという日が数日設けられています。私は、そのしょっぱなの日に組み込まれました。私のグループには、一人、事務職の人が加わっていたのですが、そのおかげで事務職の人の、仕分け作業をする際の手際の良さと整理能力の高さに、改めて感服し脱帽するという体験をしました。人間の能力というものは、実にさまざまなところに発揮されるものなのですネ。適材適所。場所を得れば、水を得た魚のように己の持ち味を生かすことができるのだろうと思います。

数年前、自分の、通常の仕事とはまったく異質な仕事を任せられることになった時、異なる職場の、事務職のBlissさんにお世話になったことがあります。その時も、事務職に携わる人の能力の高さに感嘆したものでした。細かい具体的な実務作業と共に、仕事の進め方や段取りの組み方をも教えてもらいました。私一人では、到底果たせなかったであろう成果がカタチをなしていくさまを、つぶさに身を以って体験した時、魔法の世界を垣間見たような心持になったことをいまでもはっきりと覚えています。私はもともとがせっかちですから、何事に対しても、意味もなく長引かせることが出来ませんし、とにかくさっさと片付けてしまいたいたちですが、Blissさんと一緒に仕事を手がけた時の記憶が、その後の仕事の仕方にも微妙に影響を与えていると感じることがままあります。仕事とは簡単なものではありませんので、質の向上にはなかなか手が届きませんが、とにかく‘直ぐやる課’であるということだけが、私の‘売り’です。