そして、今日はパリへ戻る日だ。
最後の朝食をいただき、庭の散歩をして、居心地のよかったへやで荷物を整理し、また車でトゥールへと送ってもらう。
ドゥニは退職をしたが、今も不定期でコンサルティングの仕事をしているようだ。奥さんはミッテラン大統領が作った図書館で働いていたが、彼女も退職をして今はゆっくりしている。
だから私は彼女のニックネームを「図書館マダム」にしている。もちろん本人は知らない。
生真面目な彼女は職業柄か、観光でも詳しく説明をしてくれたし、また器に興味があることも分かった。骨董市で見つけるそうだ。家といっしょで、これだ!!と思うものとの出会いが結構あるらしい。
パリに戻ったら,行ってみるといいよと教えてもらった雑貨店もある。
時間がなく、結局行けなかったが、いつか行ってみたいと思っている。
10時に家を出て、トゥールの駅に着いた時、12時8分発の出発まで余裕があった。名残惜しく感じ、お礼を込めて、お茶を一緒にと誘った。
そして、パリへと向かう。13時26分パリ・モンパルナス駅着。
しかしそのまま、まっすぐマリーエメの家に帰るわけではなかった。
パリ・モンパルナス駅のホームで待ってくれていたのは、「空港で出会った夫妻」だった。
このニックネームの由来は、2018年の旅行記で後に記すことになるが、帰りの飛行機に乗るためにドゴール空港で知合った夫妻ということである。
なぜそれだけなのに、こんなに仲良くなったのか、それは空港での特別なエピソードによるのだが、それは2018年の旅行記を書く時までのお楽しみということにしたい。
彼らはモンパルナス駅の近くに住んでいるので、迎えに来てくれた。
いつもはこういう中途半端なタイミングでは列車内でサンドイッチですませるか、あるいは何も食べないかなのだが、この時はティータイムに備えて、お腹を開けておく方を選択した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます