旅程の進捗状況だが、
やっと、アンリから返事が来た。バカンスや子守り(孫の?)で忙しかったうえに、南部で洪水が起こって、彼の書斎も水浸しということだった。
コロナ関係かと思っていただけに、少しほっとした。
彼の返事は、こうだった。
アヴィニョンでの滞在は「クリスティーヌのところと(アンリのところで)半分ずつしたらどうか」
クリスチーヌからは、中学の教師なので、9月の新学期にならないと、平日は、いつ休暇をとれるかがはっきりしないそうだ。
TGV駅には、アンリがその場合も迎えに来てくれるそうである。
そして、ニームのアンヌクレールだ。
実は、ニームにはかつて行った事があり、観光はさほど期待していないので、一泊に減らそうかと思っていたのだ。
それは今回はリヨンをスルーするつもりだったが、リヨン郊外に住む日仏家族から連絡があり、「今回は、プロヴァンスに来てもらえたら会えるかも」とか「パリで会うなら」とつれないことを言った私に、「金色の葡萄畑に車で案内できるよ」との言葉に、ぐらついてしまい、リヨン泊を一泊追加しようと思ったからだ。
しかし昨日、パリから戻ったアンヌクレールは、娘が「(パリの)アパートを貸すと言っているけどどう?」という提案で、さらにニームの周辺の村を見せたいからアルル泊を減らして、ニームを三泊にしてはどうか」とも言ってきた。
共通の友人というか、アンヌクレールはパリのマルチーヌの紹介で日本に来た時奈良を案内をしたので、南仏から戻った時に二泊ほど、マルチーヌ宅で滞在も「OK」の返事をもらっている。
まだ流動的ではあるが、これ以上ない立地のマルチーヌ宅(ポンピドーセンターのすぐ近く)に、南仏へ行く前に、荷物も置かせてもらえるので、マルチーヌ宅に泊まるところを削ってその娘さんのところに泊まるかどうか悩むところである。
アンヌクレールは、そのマルチーヌもパリからニームに来てもらって合流できればという提案もしてきた。
まだ返事は保留中だ。
というのも、パリの娘さんのアパートはペールラシェーズの近くで立地は悪くないが、エレベーターの有無がまだわからない。
またニームの小さな村の観光には心惹かれるが、アルルを減らしてまでという気持ちにはまだならないのだ。
アルルでは、家を借りて、プチ生活体験という大きな楽しみがあるからだ。去年予定していた三ヶ月滞在が、キャンセルになってしまった今、この体験は貴重である。
アルルは小さな町なので、歩いて回るにちょうどよく、観光は以前何度かしているので、住むような体験が期待できるのだ。
そして、こんな私たちの気持ちをストレートに言うかどうか、迷っているところだ。
まだ時間があることはあるが、時間が進むにつれて気になるのが、列車の予約だ。
もちろん日程が迫れば迫るほど、空席の有無も心配だし、何より学校のバカンス時期と重なるので、値段も上がってしまうのが気になる。