アンチーブ観光の朝、アニエスはアヴィニョンへ向けて戻っていった。
従って今日は、車がないので、アンチーブの町まで小さなバスを利用するのだが、アンリも初めて利用するので、電話で時間の確認をしていた。
このバスはありがたいことに、アパートの入り口の前のバス停に停まってくれるそうだ。↓
しかし、本数がないので、くれぐれも乗り遅れないようにしなければならない。
私1人でこのアパートを借りるとすれば、こういうバスを利用しないと何処にも出かけられないので、やっぱり便利な場所にあるとは言えないのである。
またいつものように朝散歩をしていると、犬を連れた住人に出会った。確かこの犬は、日本語の名前がついていたような記憶があるが、名前を失念してしまった。
私の友人でも親日家の何人かは日本語の名前を付けていた。例えば日本を旅行したときの想い出として「別府」とかである。
さて、バスがやってきた。アンリは確認している。
ほとんどお客さんは乗ってこない。
10-15分くらいでアンティーブ駅に到着した。それでも徒歩でここまで来るとなると、結構大変だろう。
まずは、教会見学。
そして、市場。スペインから観光に来たと思われる高校生ぐらいのグループがいた。
そのあと海沿いを歩いていた。
アンチーブには有名なピカソ美術館がある。もちろんエスカレーターからも進められていたし、私も見たいと思っていた。
しかし、まさかの休館日であった。
普通は、アンティーブ観光日に目玉である美術館の休館日くらいは調べておくのではないかと日本人の私は思う。しかし、フランス人はこんな調子だ。
まあ、仕方がない。
そろそろ、お昼にしようと、歩いていたらイタリアンのいい店があった。感じのよさそうな店だが、値段もリーズナブルで、あとで振り返ると、この時の旅行で一番おいしかったお店だった。
アンリはパスタが大好きだった。
そしていつものようにしっかりデザートまでいただき、ここは私がごちそうすることにした。
アンチーブは、ヨットハーバーがあって、大きなヨットや船がたくさん止まっていた。
外国人所有の船がほとんどだそうだ。世界にはお金持ちがほんとにいっぱいるのだ。
歩いていると、大きなオブジェが見えてきた。中に入ることもできる。
こんなところにB&B↓
旧市街を散策をしていると、アニエスから連絡が入った。まもなく合流できるという。帽子店があり、中に入り見ていると、頭の形を見て「貴方にはそれは合わない。ぴったりのものが今はない。」と言ってくれる。高いものを進めることももちろんない。
小さなお店でも、プロであることを感じる。
そう言えば、ヨーロッパでは手袋店でも手を見て、ちゃんとサイズをチェックしてくれた。日本のデパートで、デザインや色とサイズだけで選ぶのとは、やっぱり違う。この時もそうだった。
そんなことを感じながら、アニエスと合流する場所へ向かう。