goo blog サービス終了のお知らせ 

フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

ゴッホの絵の中に着物姿の日本人女性を発見した。

2021-03-21 00:01:40 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

今日は、小児科医の奥さんの案内でまずスーパーに連れて行ってもらった。シャンゼリゼの近くのテルヌ駅のそばのモノプリに行って、少しお土産を買った。私は市場も好きだが、フランス人の生活の一部を知ることができるスーパーを見るのも楽しみの一つなのだ。

スーパーを出た後、ボヤで真っ黒になっている場所があった。このころ、「黄色いベスト運動」が盛んにおこなわれていたが、それに便乗する「壊し屋」と呼ばれる若者たちが、こんな騒ぎをシャンゼリゼ通りで行う事件が続いていた。

その近くのカフェでランチをすることになった。クロックムッシュはあまり外れがないのでよく頼む。ただお店によってボリュームの大小はあり、フレンチポテトを残してしまうこともある。

そして、そのあとは、パリの東南、ブローニュの森の近くにあるルイヴィトン財団の美術館を見に行くことになった。その美術館は、子供たちが喜ぶ遊園地がある公園に隣接していた。最近出来た建物で、斬新でモダンだ。このような有名な建築家による建物が世界中に建てられているが、ここパリでもそうで、もちろんパリの中心部ではなく、端っこの方なのだが。

フランス人は古いものも大事にするが、このような新しい建築物に興味がある人もいる。

日本の直島にアートのオブジェや地中美術館というやはり有名な建築家による美術館があるが、ここを訪れたいというフランス人がとても多い。直島は古い町並みも残っているので,その対比も彼らの興味をそそるらしい。

直島関連?のオブジェも売店付近に。↓

目を引く建物の中は、今回は「印象派展」ということで、日本でもなじみのある画家の作品が多くある。

アンリ夫妻も南仏からパリに来た時、この絵画展がお目当ての一つだったそうだ。

よく目にする絵の中で今回、初めて発見したのは、ゴッホの絵の中に「着物を着た女性(日本女性)」が描かれていたことだった。

当時からやはり日本に対して神秘的な魅力を感じていたのかもしれない。

そして、美術館のカフェでお茶をごちそうになった。

 

子供たちが無邪気に遊ぶ遊園地では、司会者のような男性もまるで俳優のように話しかけていて表現力の違いを改めて感じた。

 

その後、一旦家に戻り、ご主人のジャッキーとともに彼らの招待のレストランへ行った。そこはグラン・パレ美術館の中にあるレストランで「ミニパレ」というところだった。

向かいのプチパレは何回か訪れたことがあり、中で軽いランチをした事もあるが、グランパレは入るのが初めて、もちろんこんなレストランが有ることも知らなかった。食事も素晴らしかったが、レストランの落ち着いた雰囲気がとてもよかった。こういうところにはやはり友人のフランス人が一緒でないと、私はきっと気後れしてしまい、敬遠してしまうので、今回はとても貴重な機会だった。

帰りは夜景のパリが見られるようなスポットを車で通ってくれ、とても嬉しかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出のカルチェラタン

2021-03-16 08:58:15 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

初めて個人旅行で訪れたとき、プチホテルに泊まったのがカルチェラタンで、いわば自分の足で初めてのパリでの一歩という私にとっても思い出の場所である。今はびっくりするほど値上がりしてしまったが、左岸で、比較的リーズナブルだった。

 

もちろんこの地区はその時散歩もしたし、2009年にJルイさんにソルボンヌ大学のランチに連れて行ってもらったこともある.。パンテオンへは2016年にエスカレーターと一緒に行ったこともあるし、フランソワ夫妻とはこの近くを散歩したこともある。クリスチーヌとは植物園やモスケ・ド・パリも訪れた。

自然史博物館↓(未訪だった)

ミッシェル夫妻とはアラブ研究所のそばで開催されていたオリエント急行に乗ってみる(もちろん止まったままだが)体験にも来たことがある。

 

ローマの闘技場が残っていて、これは初めてだった。

 

とにかく、これくらい何度も訪れている地区ではあったが、知らない場所もあったのだ。

ジャッキー夫妻は、私が「ここは初めて」というたび、満足そうににっこりした。ムフタール市場通りも一度歩いているのだが、やはり周知の二人と一緒だと、一つ一つの見方や感じ方も違う。

ヴェルレーヌが晩年住んでいた、またヘミングウエイも住んでいたと言われるアパートの前も通った。↓

医科大学生だったジャッキーはこの大学地区で学び、アパート生活をしていたそうだ。

そして、広場に面する彼らがよく来たというカフェでお茶を一緒に飲んだ。

彼らのそういう思いを一緒に共有し、帰りのドライブはパリの観光名所を通ってきた。

 

夕ご飯は、私の好物で春によく出される「ホワイトアスパラ」と、やっぱりジャガイモとお肉を使ったフランス版おふくろの味的な「アッシェパルマンティエ」、そしてデザートはチーズとやはり旬の「いちご」だった。

イチゴもフランスは日本のようなハウス栽培はないので、この季節限定だ。

いつだったか12月にフランス人が来て、いちごのクリスマスケーキのポスターを見て、びっくりしていたことを思い出す。「12月に日本ではいちごがあるのか!!!???」と。

一年中食べられる野菜も果物もあることが、その時以来あまりうれしいことではないなと思うようになった。



明日は、ジャッキーは仕事なので、ニコルとルイ・ヴィトン財団という新しいスポットで行われている「印象派展」を見に行くことになっている。

 

そして夕食はジャッキーも一緒に外食の予約を入れてくれているそうだ。

 

この旅もいよいよ終盤だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サンマルタン運河に沿って散歩した。   

2021-03-15 00:32:51 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

美味しいランチをいただいた後、そのまま小児科医の家へ行こうかと考えていたが、「散歩しない?」と言われ、ラファエルも一緒に外に出た。

サンマルタン運河は、2005年に船でバスチーユからラ・ヴィレットまでの運河上りで、船から見たのと、有名な映画「アメリ」で見ただけだったので、その運河の近くまで散歩ができ、食後の運動にいい散策だった。

少し治安が悪いようなイメージを持っていたが、おしゃれで可愛いお店などもあって、新しい発見にもなった。

お天気も良く暖かいので、人がいっぱいだ。やっぱり若い人が多い。

 

パリは大都会だが、いたるところに公園もあって、散歩には事欠かない。

東駅のあたりまでぐるーっと回って、家の前まで出てきた。

東駅↓

ガブリエルが荷物を持ってきてくれたので、このままバス停まで行って、バスでクリシーまで向かうことにした。

もちろん初めての路線、でも中型キャリーを持って何度も乗り換えるよりはいいと、ソフィーたちも判断してくれた。

バスが来るまで一緒に待ってくれて、(多分バスが遅れてくると心配だろうと思ったのだろう。案の定、少し遅れたが、やってきた))そこでお別れの挨拶をして、クリシーの小児科医のところまで行く。

バス一本だが、モンマルトルの丘の下の歓楽街なども通っていくが、もちろん観光客はいない。乗客のほとんどがアフリカやアラブ系の人だった。しかしRERに比べると不安はなくなっていった。

 

そして、40分ほどバスに乗って、クリシーのバス停で降りた。初めて降りるバス停なので、家の前までサンジェルマンアンレーの夫妻に車で送ってもらった時とは違い、ちょっと迷った。

でもおよその見当を付けて歩き出し、300メートル徒歩4分というスマホの案内通りにはいかなかったが、なんとか到着した。

小児科医・ジャッキーの奥さんニコルから「連絡してくれれば東駅まで迎えに行ったのに、どうやって来たのか?」と尋ねられ、「バスで来た」と言ったら、たいそう驚いていた。

「本当によくパリを知っているんだね」と言う。

彼らの友人たちが地方からきても東駅からバスで来る人はいないのかもしれない。

私もチャレンジャーだが、あまり無謀なことはもちろんせず、行けそうだと地図などで確認したうえでルートを決めている。

 

最初に一泊させてもらった部屋をまた使わせてもらう。

 

少し休憩して、ジャッキーとともに、ドライブに行くことになった。そしてジャッキー・ニコル夫妻が青春時代を過ごした思い出の地区「カルチェ・ラタン」を案内してもらうことになった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「憲兵さん。もっと一緒に乗っていて」

2021-03-14 00:03:20 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

朝、パンケーキを食べた後は、名残を惜しみながら、またアドリアンに送ってもらってRERーD線でパリ・リヨン駅へと向かう。

部屋の窓からの景色↓

ホームでお別れするとき、心なしか寂しそうに見えたアドリアン。今度はいつ会えるのだろう。

パリに向かう途中、憲兵たち4人ほどが途中の駅から乗ってきて、また緊張した。各自自動小銃を携帯している。憲兵がいるので安心と言えば安心だが、そういう路線であるということでもある。

途中で彼らは下車して、また別の列車の警戒に行ってしまった。「おーい・・・もうちょっと一緒にいてよ。」といった気分になり、今度は心細くなった。

 

しかし幸いその後何事もなく、1時間くらいでパリに到着した。アドリアン達が各駅停車しか停まらない駅に住んでいるので、とても時間がかかるのだった。

 

郊外に住んでいたナタリーとフィリップのフィリップも確かこの線で通勤すると言っていたが、朝早い時間は少し乗客の様子が違うのかもしれない。

 

さて、リヨン駅に着いた後は、東駅に住むソフィーのアドバイスに従って、メトロ14号線を使い、途中4号線に乗り換え、東駅に近い駅まで行くことになる。

 

キャリーがあるので、バスで行くほうが乗り換えなくていいのではと思ったが、この乗り換えはソフィーの言う通り、荷物があってもそれほど苦にならない乗換で、便利だった。

 

到着したら、彼らのマンションはすぐそばだ。入り口が二つあるのは知っている。

なぜなら2018年の訪問時、「バカンス中で留守になるので、部屋を使って」と言ってくれて、使い方などをおしえてもらったからだ。しかしその時は折角の提案には添えず、結局マルチーヌが「移動が大変だから、うちに連泊していいよ」との提案を受けることにしたのだった。

 

ご主人のガブリエルはイタリア人のエンジニアで、2人の間に2歳くらいになるラファエルがいる。

前年に会った時はまだ小さな赤ちゃんだったが、言葉を覚え始めていて、お父さんはイタリア語、お母さんはフランス語で話しかけている。そんな場面を初めてみて興味深かった。

 

ランチは魚がメインだった。そして、デザートはガブリエル特製?のティラミスだった。

これは、2014年にソフィーの両親のパリ郊外の別荘に行かせてもらった時、お父さんがごちそうしてくれた。その後、ソフィーにそのティラミスの美味しかった話をしたら、「それはガブリエルのレシピよ」と、そのレシピを教えてもらった。その時以来、私もよく作らせてもらっている。

その本家本元ガブリエルのティラミスだった。かわいいお皿で。

実はソフィーは優秀なエリートということで、その両親が友人というマルチーヌにソフィーを紹介してもらった時、ちょっと緊張した。でも彼女たちが日本に来た時も奈良を案内し、夕食に来てもらったりしたりしたけれど、とても話しやすい感じのいい女性で、いつも「また子供とともに日本に来るのを楽しみにしている」と言っている。

 

昨年ラファエルに次いで女の子が生まれ、しばらくは無理だろうが、2歳のラファエルに日本の本を見せると反応が違うと言って私を喜ばせてくれる。いつかきっと家族一緒に奈良に来てくれることだろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉しい想定外で、ブランディのお城に連れて行ってもらった。 

2021-03-13 00:07:25 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

食後、出かけたのは、ブランディという中世のお城がある町だった。

 

車で一時間もかからないところだったが、わたしが2009年に行って、とても好きだったヴォールヴィコントのお城の前を通った。このヴォールヴィコントのお城に嫉妬したルイ十四世が、ヴェルサイユ宮殿を作ったと言われる、素晴らしいお城だ。↓

それから少し走ったところに、ブランディはあった。大きな城壁の残った立派なお城で、町の雰囲気もとてもいい。全く期待していなかったが、ありがたい提案に感謝。

シルヴィとマルレーヌ↓

はきはきした娘のマルレーヌとは少し違って、お母さんのシルヴィアの控えめで優しい気づかいのできる人だ。この提案もシルヴィアによるものだった。

(私にと、シルヴィの寝室を与えてくれた。↓)

 

お城も堪能して、帰宅後は予告通りの「ラクレット」だった。マルレーヌにメールで尋ねられた時、「まだラクレットを食べたことがない」と返事したのは、来仏前。

ラクレット用のプレートもあるようだ。アドリアンは我が家に来ると、いつもおこのみやきと梅酒のリクエストなのだが、そんなことを思い出させるラクレットプレートだ。

フォンデューにも少し似た感じで、チーズにジャガイモや野菜をつけて食べる。すでに溶けているチーズに浸すフォンデューとは違い、削ったチーズを溶かしながら絡めて食べると言った感じだ。


デザートにマカロンやカヌレを出してくれたので、持ってきた抹茶をマルレーヌに点ててもらった。


楽しい夕べもあっという間、明日はまた忙しい一日になる。朝ここを出発して、お昼はパリ東駅近くのソフィーの家でランチの約束がある。その後、移動して、再び小児科医の家で数日お世話になる予定だ。

清潔なバスルーム↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス人交流


フランスランキング

ブログランキング


フランスランキング