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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

ストライキ→救いの手が現れた!!!

2020-12-14 15:33:07 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

TGVやSNCFの予約(すべてキャンセル不可のもの)も済ませていたのだが、まだギリギリまで待てば何とかなるのではという、かすかな期待を持っていた。しかし、近づくにつれ、今回だけはそうは問屋が卸さない情勢になってきた。

 

まず、空港に到着したのち、今回は迎えに来てくれる人がいない。タクシーもパリの宿泊予定地が郊外になるので、均一料金ではなくなる。

空港からパリまで3時間かかっているというようなニュースも聞かれるようになった。トラブルも聞こえてきた

どのようにして1日目の滞在予定のアパルトマンに行けばいいのか、さっぱり分らなくなってきた。

 

ほんの直前にならないと運行状況がわからない。

以前、アメリカ人の学生に「ストライキはフランス人の趣味です。」と皮肉られたことがあるが、フランスびいきの私でも言い返す適当な言葉がなかった。

今回さらにその言葉が自分の身に降りかかり、現実を思い知ることになってきた。

 

「エスカレーター」は、「TGVはきっとキャンセルになるだろう。コルマールの宿はキャンセルしよう。ディジョンに来なさい。そしたら車で行こう。」といってきた。

 

ちょっと待って、パリからディジョンまでどうやって行くの?

ディジョン行きの列車が出るパリ・リヨン駅へはどうやって行くの?

 

テレビの映像では、ほとんど運休のメトロやSNCFで、駅の通路もぎゅうぎゅう詰めの様子が写され、とてもその中を大きな荷物を引きずって歩けるとは思えなかった。

 

次々に難題が降りかかってくる。

 

出発日が近づき、宿のキャンセル無料の期日が近づき、何度もメールなどで連絡を取り合っていた。私も正直疲れていて、返事が遅くなることもあった。

 

キャンセル可能の期日を失念していたが、「キャンセルしてほしい。」とメールを入れた。もうアルザスは諦めようとさえ思った。たまたま、その日が期日だった。まだ運に見放されていない?

 

すぐにまた「エスカレーター」から連絡が来て、「パリを1日早く発ちディジョンへ来なさい。」という。

「1日ずれるとコルマールではもう宿は探せない。クリスマス近くになると法外な値段になる。」とのこと。そこで彼が見つけたのはエギスハイムのある貸家だった。

 

「息子はあなたの到着日には丁度勤務がない。空港まで迎えに行ってもらう。そしてアパルトマンへ送り届けてもらう。翌日アパルトマンへ迎えに行き、またパリ・リヨン駅のホームまで同行してもらうから安心しなさい。」といってきた。

彼の息子はエールフランスのキャプテンで、パリ郊外に住んでいるのだ。

 

もうこれを「至れり尽くせり。」といわずして何と言おう。

 

ここまでしてもらって、ディジョンへ行かないわけにはいかない。

この救いの手がなかったら、ストライキ知らずと変な自信を持っていた私もきっと空港で立ち往生していたに違いない。

 

そしてまだ残っているのは、ディジョンからリヨンへどうして行くかという問題だ。TGVが無理ならバスも考えないといけない。

 

リヨンから再びパリへ戻るときは、リヨンの夫婦の両親であるフランソワーズとフランソワの夫妻(奥さんは女性だから最後に「ズ」がついているだけで、実質2人は同じ名前と言って良い。)と同じ列車で帰るから、彼らと相談できるだろう。

 

今回のこの滞在のもう一つの目的は、2021年の春に3ヵ月のフランス滞在をするため、パリ郊外のアパルトマン(ジャンルイさんの知人の「薬局夫妻」経営)の下見だった。

 

不安と課題を残しながらも、アルザスのクリスマスマーケットを楽しみに胸を膨らませ、とにかく日本をたった。

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「ストライキのまっただ中!!」のフランスへ出発するまで・・

2020-12-14 13:45:10 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

直近のフランス旅行は、去年のクリスマスだ。アルザスのクリスマスマーケットを見たいとずっと思っていた。アルザスへ行くのは3回目である。

 

フランスと言えばストライキと言われるくらい多いのだが、実は幸運なことに私はほとんどストライキに遭ったことがなかった。

 

以前アヴィニョンに滞在していた時、週末にオランジェに行こうと駅に着いたら、「ストライキ」で行くことができなかった。日帰りの予定だったし、旅程にそれは全く影響がなかった。

 

去年の春、黄色いベスト運動があった時も少し心配したが、この時も大丈夫だった。

何の根拠もないが、私は「ストライキに遭わない」というような変な自信さえ芽生え懸けていた。

 

航空券の予約を入れた。10月半ばだった。

 

それから1ヶ月くらいして、ストライキの情報がちらほら聞こえるようになってきた。

そして、12月初旬からは大規模なストライキになり、終結のめどは立たないと言われた。

 

それでもまだ何とかなると思っていたし、キャンセルという選択肢はなかった。

 

さて私にとってアルザスと言えば、まずこの夫婦(ニックネームは「アルザス3人組」)だ。

初めてアルザスに行ったとき、コルマールに連れて行ってもらった夫妻だ。連絡をしてみると「クリスマスは息子家族が来るので、26日以降なら、迎えにも行くし、滞在もしてもらえるし、楽しみにしている。」と返事が来た。

だが時すでに遅く、他の友人と日程調整済みで、ずらすことはできなかった。だから今回は会うのをあきらめた

 

12月半ばから13泊の予定で、最初の2日間はパリ、そしてアルザス、それからリヨンの友人宅でクリスマスを過ごす(これはその友人の両親からの提案で、パリ郊外に住む両親ともリヨンで合流予定)ことにした。

 

「アルザス3人組」の返事が遅れたことで、ディジョンの「エスカレーター夫妻(もちろんこれもニックネーム」が浮上してきて、一緒にアルザスに行って泊まろうと、3泊のコルマールのAIRBNB(民泊のこと)の予約もしてもらった。

 

このムッシュはSNCFに勤めていた人だったが、ストライキの見通しを聞いても「誰にもわからない」という答えだった。

 

 




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