箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

間違いから目をそむけない

2019年11月20日 07時58分00秒 | 教育・子育てあれこれ








中学生は大人から見れば、未熟なところがあるのはもちろんです。失敗や間違いをします。

だから、間違えたときには「それは間違いです」と繰り返し、繰り返し教えるのです。

そらが、教師の役割の一つです。

こういった意味のことを、坂本金八先生が言っていました。

あれから、40年ほどが経ちましたが、今でもその言葉は、中学校教育で色あせることはありません。

失敗や過ちは、大人もします。

毎日、報道されるニュースでは、大人の間違ったおこないや発言がとりあげられています。

だれもが失敗をしたり、誤ったことをします。

そして、多くの人がその失敗や誤りから目を背けたくなります。

でも、目を背けてしまったら、また同じ過ちをするでしょう。

悔やんだり、辛い思いをするから、取り返しのつかないことをしてしまったという気持ちになるから、二度と同じことを繰り返さないのです。

こういったことを、フランスの思想家ラ・ロシュフコーが、言葉で戒めています。

「間違ったことをして、それに苦しむことのできない人ほど、何度も間違ったことをくりかえす。」

中学生に伝えたいのはもちろん、自身もこの言葉を胸に刻みたいと思います。






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