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箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

物価高にあえぐ子ども食堂

2024年10月16日 06時05分00秒 | 教育・子育てあれこれ

この約3年間で、日本ではさまざまな品物の価格やサービスの値段が上がりました。


食料品の値上げは今も統き、庶民の負担は増大しています。


子どもやその保護者、高齢者など地域の住民に食事を提供する「子ども食堂」の運営も、物価高で厳しさが増しています。


昨年度の調査では、子ども食堂は全国に9100以上あります。


子ども食堂には、さまざまな境遇の人が集います。


子どもだけでなく、高齢者も利用しており、食堂は食事を無償か安価で提供をしています。


2024年度の食材費は2023年度と比較して、約1.5倍に膨らみ、光熱費や部屋の賃料が運営側の大きな負担になっています。


せめて、どの人にも衣食住が足り、最低限の生活が保障されるのが大原則なのですが、そうなっていないのが、「経済大国」「飽食の国」といわれる日本の現実です。


このような実態を考慮して学校教育に焦点化するなら、小中学校の学校給食の完全無償化が求められます。


完全無償化を実施している自治体は、1年前ではまだ約3割です。