
中学生期は思春期のまっただ中にあります。
自分自身を一つの対象として客観的に見つめるようになります。
「自分はどういう性格か」
「自分にはどんな能力や可能性があるか」
「自分と友達はどこが違うか」
「自分は他人からどう見られているか」
などを強く意識するようになります。
自分自身を客観的に見つめるようになると、かえって自分自身がわからなくなることもあります。
力のなさを感じて必要以上に落ち込んだり、理想の自分と現実の自分の隔たりに悩んだりして、心は揺れます。
逆に、自分が大人に近づいていることや、自分の長所や得意なこと、可能性を実感することもあります。
こうした経験を積み重ねていく中で、しだいに自分らしい,あるいは自分ならではの考え方や行動の方法がつくられていくのです。
こうしておとなに近づいていくのですが、中学校の教師は、この揺れる心の子どもに寄り添い、子どもが自身が自分の考え方や行動の仕方を確立するのを支えていくのです。
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