冬に冴える大空 2015年12月20日 13時15分13秒 | 教育・子育てあれこれ 遥かなる 行方(ゆくえ)の冴え(さえ)や ぬくめ鳥(松瀬青々) 鷹や鷲は、凍りつくような冬の寒い夜に、小鳥を捕まえつかみ、その羽毛で自分の足を温めるそうです。 そして次の朝、小鳥を逃がすのです。そしてその日は、小鳥の逃げ去った方向には飛ばないといいます。 この句は、ぬくめ鳥が飛び去った空は、とおくまで澄みきっているという意味でしょう。古人は心優しく青空を遥か彼方まで眺めているのでしょう。