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のんびりマイペースで歩くと自然の息吹が聞こえます。
Posted by Melting Snowman

アポイ岳

2018年05月16日 | トレッキング

私たちの遠方登山は夏山登山のトレーニングと車の長距離運転のトレーニングをかねてアポイ岳から始まります。
標高は810mと高くはないのですが、駐車場付近からの標高差は740mと結構登り応えがあります。5合目を過ぎると岩場の急登となり、馬の背から山頂まではまるで高山のような尾根歩きが楽しめます。晴れた日の展望は素晴らしく、日高山脈の山並みや襟裳岬などの海の景色を楽しめます。それと何と言っても花の百名山に選ばれている高山植物の多さですね。
4月21日に日高自動車道が日高厚賀まで延びました。カーナビの矢印が道路のないところを進んでいくので面白かったです。

アポイ岳が世界ジオパークに選ばれたのは山全体が橄欖(かんらん)岩でできていることによります。
橄欖岩とは地下数十Km下のマントルの上部をつくっている岩石のことで、アポイ岳はこの橄欖岩が地殻変動によって地表に現れて出来ました。アポイ岳は、地球内部の様子を知ることのできる貴重な地質遺産なのです。ちなみに橄欖とはオリーブのことで、割れた断面などを見るときれいな緑色をしています。




熊さん出てこないでね。




1合目で奥さんは早くも花の撮影です。




道端の湿ったところにスミレなどが多く咲いているのです。




第2休憩所。
五合目までは森が深く、休憩所もたくさんあるので家族でピクニックを楽しめそうです。




2合目。




第3休憩所。




第4休憩所。




3合目。




この階段を上ると新道と呼ばれていた旧登山道と合流します。山の保護のため現在は使われていないようです。




第5休憩所。




4合目。




5合目の休憩所が見えてきました。




アポイ岳は薄く雲がかかっています。




海側の展望もよくありません。




さあ、岩場の急登の始まりです。




6合目。
5合目から先で唯一、日差しを遮れる場所です。日差しが強い時はありがたい。




少し明るくなって景色が見えるようになりました。左下に5合目休憩所、右上に冬島漁港が見えます。




ふうふう言いながら7合目まで登ってきました。




七合目を過ぎると緩やかなトラバース道となり花を楽しむ余裕が出てきます。




馬の背に到着しました。ここからは岩場の尾根歩きです。




トラバース分岐。右に行くと幌満お花畑です。




8合目。
また雲がかかってきました。風も強くなってきたようです。




どんどん雲がかかってきます。




山頂は風が強く雲がかかっていてなにも見えません。吉田岳は断念しました。




早々に下山開始です。




馬の背まで下りてきたら風が収まってきてアポイ岳の雲も切れました。名残を惜しんでアポイ岳を背にパチリ。




エゾオオサクラソウ。




フイリミヤマスミレ。




サマニユキワリ。




アポイアズマギク。




ミヤマオダマキ。まだつぼみでした。




チングルマ。




ヒダカイワザクラ。




チシマザクラ。
まだ7分咲きぐらいでした。




エゾキスミレ。




エゾシマリス君。動きが早いので撮影が難しい。




下山後に「来年は今回断念した吉田岳まで足をのばせたらいいなぁ~」と思う私でした。